| ■ひろたりあん通信バックナンバー |
| ▼2004年 5月号 |
| 夢の吹く丘 〜都筑の丘のすばらしき人々〜 |
■撫 くみさん (ピアニスト)
去年の十二月二十六日、藤ヶ丘にあるカトリック藤ヶ丘教会で「横浜あおば少年少女合唱団」によるクリスマスコンサートが行われました。このひろたりあん紙上でも告知をしたので足を運ばれた方もいらっしゃると思います。今回、その合唱団で子供達に歌の指導をされているピアニストの撫くみさんをお訪ねしてお話しを伺いました。
歌の好きな仲間が集まって 「小学校が週休二日制を導入したのがきっかけだったんですよ。歌が好きだってことで仲間が増えたらいいな。音楽を通じて人との出会いやつながり、絆の大切さを伝えたいなという思いで。自分自身が音楽でずいぶん救われたこともあったし、悲しいことや落ち込んだ時に癒されたりするんですね 」 (あおば)となっていますが、青葉区だけでなく緑区や町田市合わせて10校以上の小学生が参加して、毎週土曜の朝、奈良の丘小学校の音楽室で、撫さん、石丸裕子さん、村上千絵さんの三人の先生の指導のもと、歌の好きな子供たちが集まって練習をしています。 「最初は私の方がミスをしちゃいけないって気負っていたんですね。ある時歌詞を間違えていたのに気付かなくて、子供達の方から指摘されたんです。『今度は間違えないでね先生!』って、その時、私も顔が真っ赤になっていたらしくて『そんなに照れなくていいから。間違いは誰にでもあるからさ』(笑)その一言にすごく救われたんです。今でも子供の言葉には励まされています。子供達には教えられることばかり、一緒に成長している感じですね(笑)」
地域との関わりを大切に 以前取材した青葉区小中高生ミュージカルもそうですが、子供達自身の自主性や協調性を尊重し、押し付けるのではなく、そのきっかけを作ってあげることが大切なのですね。 合唱団ではクリスマスコンサートなど定期的な演奏会だけでなく、地域のケアプラザなどでお年寄りのためにお話をしたり、歌を歌ってあげたりと、地域との交流に力を注いだ活動も行っています。 「ケアプラザのための練習曲なんですけど、“母さんお肩をたたきましょ〜♪”の肩たたきの歌の二番は“母さん白髪がありますね〜”なんです 。その時も子供から 『失礼だよこんなの!先生やめようよ』って、ああ、ちゃんと歌詞の意味を考えてくれているんだな。人に対する思いやりの気持ちですよね」
通りいっぺんの練習だけでは教えられないことです。 「直そうとは思ってないけど、うつっちゃうんです。単純なんですね(笑)」
私も名古屋ですけど、最初から訛ってませんでした。順応性がいいと自負してるんですが。
「アハハ、そういう言い方もありますね」 撫さんがピアノを始めたのは小学三年生。友達のピアノのレッスンに付き合ってあげたのがきっかけだったそうです。
「こんな世界があったんだ〜って驚きましたね、ピアノは違う世界の人が弾くものだって(笑)。両親に自分から何かしたい、習いたいって言ったのは初めてだったんです」
まさに好きこそ物の上手なれ。音楽に限らず、好きなことだから続けられるのです。そして続けることが力になって行くのですね。
「でも小学校の高学年になると、塾に通う
ためにやめなくてはいけない子供も出てくるんです。みんなと楽しく歌を続けて行きたいのにやめなくてはならない、家庭の事情もあるからしょうがないんですけど・・・それが辛いですね」
いつも子供達のことを一番に考えているのが伝わってきます。自分自身の夢をお聞きした時もいつしか合唱団の話になっていました。
「自分の夢ですか何だろう・・・?あっ、チャレンジ(笑)。人との比較じゃなくて、自分の中でステップアップしたい。そう、おばあちゃんになってもチャレンジしたいです(笑)」
合唱団に和楽器を取り入れたり、琴とピアノの協演などこれからは新しい試みにチャレンジして行きたいそうです。
ありがとうございました。
横浜あおば少年少女合唱団
Kumi Nade & Edo Kihara
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