| ■ひろたりあん通信バックナンバー |
| ▼2004年6月号 |
| あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記 |
■第3回「デコペイント」騒動の巻 Poco
a Pocoデコペイント教室
花が似合わない男が、花に関係する取材に出かけるのは、いかがなものか…というご批判もあるかもしれませんが、それをあえてやらせて、一騒動起こそうというのが、このコーナーの趣旨ですので悪しからず。「デコペン教室に取材に行くからつきあってくれる?」僕、本川が白羽の矢を立てたのは、同じ荏田店の同僚、廣田拓人君。 「えっ、そんなこと教える教室があるんですか?指を曲げる角度とか、額から何センチ離せばいいかとか、まるで罰ゲーム教室ですね」 「それは、デコピン!」お約束どおりのやり取りをする、お茶目な僕たちでした。
今回お世話になったのは、廣田新聞店荏田店の向かいにあるお花屋さん「Poco a Poco」です。ここの織岡店長が、デコペイントの第一人者である江島葉子さんに直々に頼み込んで、ようやく教室が実現したとのこと。
当日の生徒は、織岡店長、店長の友人の奥様、それに拓人君の三人。最初にお手本となる完成された鉢を見せてもらいました。なんともいえないような、深みのある色合いに、芸術的センスがあるようには見えない拓人君にできるだろうか、もしや人選を間違えたんじゃないのか、少々(かなり?)心配になる本川でした。 さていよいよ作業開始です。先生の指示どおりに、まず鉢と色を選びます。拓人君が選んだのは、グリーンの塗料。初めは鉢の下塗りです。「横方向にムラのないように塗ってください」そうしないと仕上がりが綺麗にならないんだそうです。しかし、先生の教えをちゃんと聞いたのか、拓人君の塗り跡には、なんだかムラができているような…。「まあ、これはこれで味が出るんじゃないですか」と、あんまり気にするふうには見えません。「そうですね…」先生も苦笑い。でも塗りムラはあるものの、いつも自分を雑な人間だと自認する拓人君が、こんなに丁寧に作業をするなんて、新鮮な発見でした。 内側まで下塗りが終わったら乾かします。速く乾かすために、団扇であおぐのが、なんだかミスマッチで妙におかしかったです。ところが、先生の鉢はすぐに乾いたのに、拓人君のは一向に乾きません。それもそのはず、彼の選んだ鉢は、防水加工されていて、塗料を吸収してくれなていなかったのです。それはひとまず放置することにして、拓人君は先生が下塗りした鉢を代わりにいただきました。運のいいやつです。
さて、今度は上塗りです。「ひろたりあん通信で紹介するんだから、恥だけは上塗りしないでくれよ」僕の冗談に「任せなさい、見てくださいこの下塗りの見事さを」それは江島先生が塗った鉢です。 上塗りでは、塗料をたっぷりつけて塗っていきます。もちろん横方向にムラなく塗ることが大切です。そして塗り終わったら乾かすのではなく、「完全に乾く前に、他の筆先で突っついたり、こすったりしてみてください」このあたりが、デコペイントたるゆえんなのでしょうね。スポンジやぼろ布を使っても面白そうです。拓人君が先生の指示どおり、筆を使っていくうちに、普通のグリーンが、不思議な質感を持つグリーンに変貌していきました。ここまで約一時間、世界に一つしかないテラコッタが完成しました。
今回は初歩ということで、色を塗るだけでしたが、完成した鉢に花を入れると、さらに引き立ちます。「結構嬉しいです」拓人君は次々に花を入れ替え、満足げな表情です。 「デコペンの技術をもっと学んで、うちの店の壁を芸術的に塗り替えてみようかな」と拓人君。でも、うちのM店長に「落書きするな!」って大目玉を食うが、関の山だと思いますが…。
Poco a Poco |