| ■ひろたりあん通信バックナンバー |
| ▼2004年10月号 |
| あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記 |
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■第5回「油絵」騒動の巻 市ヶ尾アトリエ 今回は芸術の秋と言うことで、市ヶ尾駅前にある洋画教室「市ヶ尾アトリエ」にお邪魔しました。初めての油絵に挑戦するのは、われらが市ヶ尾店の癒し系。中年、いや壮年の星、石井ちゃんです。学生時代に美術の授業で絵を描いて以来二十ウン年間、油絵どころか筆も握ったことがありません。
バレエ学校のスタジオを兼ねているアトリエは天井も高く、広々としてゆったりとキャンバスに向うには最適な環境です。アトリエに入ると、すでに四人の生徒さんが制作に取り掛かっています。しかも全て女性。とたんに緊張する石井ちゃん。 「大丈夫よ。皆さん優しいから(笑)」と講師の佐藤節子先生。 佐藤先生は阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業され、二十六年前にご主人と「爽画会」を設立。現在は爽画会の会長として、数十回の個展やグループ展を開催するなど、個展を中心に活躍されています。 「せっかく習うのだから…・」と、新しく買い込んだ画材道具を広げ、キャンバスに向う石井ちゃん。最初のモチーフは花瓶です。 (う〜ん。いきなり難しい題材。大丈夫か!) まずは木炭での下描きです。中々、バランスよく輪郭が描けません。どうしても片方の肩が上がってしまいます。 「皆さん、最初はそうなのよ」立体感やシンメトリー(左右対称)の捉え方等、先生のアドバイスを受けながら、何度も線を消して書き直すうちに、しっかりと形になってきました。 下書きが終わったら、赤い色で地塗りをします。これには、過去に油絵を教わったことがある私もビックリ。 「これは私の経験からなのだけど、赤やセピアなど、濃い色で塗ったほうがいいの。絵を写真に撮ってみるとわかるけど、絵に深みが出てくるのよ」 地塗りが出来たら、いよいよ絵の具を使って描き始めます。ここで、またまたビックリ。絵の具は赤、青、黄色の三色しか使いません。 「この三色だけで、さまざまな色が作れるのよ。だから、最初はこうして色の作り方を覚えるの。黒の絵の具はほとんど使わない。黒を使うと絵が汚くなってしまうの
から」 確かにカラー印刷も、全てこの色の三原色で成り立ってます。理論を体で覚えていく方法としては合理的で画期的だ。この教室では、絵の具の性格や特性を知ってもらうために、絵の具工場の見学会なども開催している。他にもスケッチ旅行など、生徒の皆さんが和気アイアイと楽しく絵画を学んでいる雰囲気が伝わってきます。 さて、恐る恐る色を塗る石井ちゃん。「油絵は塗り直しが出来るから大丈夫よ。違ったら布で拭き取ればいいから、絵の具は塗るのではなくて、置く感じでね。」 先生は、生徒一人一人の個性を大事にしたいので、最低限の手直しやアドバイスはしても、けっして加筆はしません。 「手直ししすぎると、生徒はそのあとどうしたらいいか分からなくなっちゃうでしょ。生徒の作品が全部同じタッチなんてこともあるから(笑)」 段々、筆の使い方にも慣れてきた石井ちゃん。文字通り絵になってきました。 それが出来るのが油絵の良さです。また、この教室の良いところは受講日が月、水、日の午前と午後にあること。急用で来られない時でも、別の日に振り返られ、月4回、または月2回のコースでも好きな曜日の好きな時間を選ぶことが出来るのです。モチーフも初心者は用意された物から始めますが、自分の好きな物、お気に入りの写真やポスターでもかまいません。 「絵画は、一生一人で出来る最高の趣味。高齢者のボケ防止にもなるし、友達作りもできる。絵には夢があるのよ」 すっかり絵心に目覚めた石井ちゃん。「これで終わるのももったいないし、楽しくなってきたので、このまま続けてみようかな」と言うことで、教室に入会することになりました。
「上達したら、奥さんでも描いてみれば」の問いかけに
市ヶ尾アトリエ |