| ■ひろたりあん通信バックナンバー |
| ▼2004年11月号 |
| あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記 |
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■第6回「合気道」騒動の巻 秀心館合気道青葉台教室 まあ、私高川の合気道に関する知識はその程度ですが、私の母などは「護身術は合気道が一番ね。テレビでやってたけど、触らなくても相手が吹っ飛んだわよ」これは気功術と混ざってしまっているとしか思えませんが、とにかく母の勧めもあって、私高川は、合気道を習い始めることにしたのです。
秀心館合気道は青葉台のコルモピア近くの青葉台道場で、水・日の週2回稽古をしています。とある日曜のこと、道場にはウレタンのマットが敷かれ、子供の部の稽古の最中です。館長の宮畑先生の指導のもと、小学生たちが汗を流していました。子供たちは飲み込みが早いせいか、技を受けた側が瞬時に受身をとり、その反射神経は羨ましい限りです。
「合気道の技は、大したことないんじゃないの?あまり痛そうじゃないもんね」
やがて大人の部が始まり、私の出番です。神前に礼をした後、準備運動、ストレッチ、受身練習と続きます。傍から見れば勝手に転び回っているように見える受身練習ですが、お互いに技をかけ合うわけですから、無事に稽古を進めるために非常に重要です。でも初心者の私には結構辛い。「足元がふらついているじゃない、目でも回ったのかい?」「ムッ!」岩崎担当の暴言はとどまるところを知りません。あとで締め技でもかけてやろうと思います。 受身練習が終わったら、組み手の稽古が始まります。まず宮畑先生が生徒を相手にお手本を見せ、その技を生徒同士でお互いにかけ合います。
その日のテーマは両手をつかまれたらどうやって返し、締め技に持ち込むかというものでした。
初心者の私には、この手首のきめ方が難しく、先生のお手本と同じようにやったつもりでも、全然相手に効いていなかったりします。特に有段者の先輩と組んだ時に「それだとホラ、こうやって逃げられちゃうでしょ」と言われながらスルリと抜けられてしまうことがしばしばです。「素質ないんじゃないの?」 試しに暴言王岩崎担当に技をかけてみました。「痛てて、まいった、許して!」しっかりと決まれば痛いものは有段者でも痛いんです。初心者の私の技でも受ける側は崩れるように膝をついてしまいます。少し気分が晴れました。 実は最初の頃、合気道が実際に役に立つのかどうか、疑問に思ったことがありました。例えばその日習ったようなわかりやすい形で、相手が両腕をつかんで来るかというと、そうは都合よくいきません。でも、毎回毎回別のテーマで(例えば殴りかかってきたら…、ナイフで刺してきたら…、片腕をつかまれたら…)稽古をするうちに、少しずつではありますが、手首のきめ方が身につき、相手の手足が届かないスペースを、探せるようになってきました。私のような要領の悪い者でも、感覚的に何かを掴むことができるようになれば、不思議と楽しくなってくるんです。 ふつう武道の稽古と言えばピンと張り詰めた空気の中、気合のこもった声が飛び交うものですが、合気道の場合は特に掛け声とともに技を繰り出すということはないので「今のは効いたよ」「大丈夫ですか」なんて、とても和やかな雰囲気の中で稽古が進んでいきます。 相手より強くなくとも、相手の力を利用し動きを封じる合気道は、護身術の中の護身術だと言えます(だからといって私に襲いかかったりしないでくださいね)。「カミさんからわが身を護るにも、有効かな?」岩崎担当、それは無理です。私の体験をもって保証します。 「どこからでもかかってきなさい」と言える日はまだまだ遠いのですが、仕事・家庭とは別の時間を持てたことは、心豊かな人生を送るためにも大事なことだと、今実感している私なのです。
青葉区桜台二七-九 |