■ひろたりあん通信バックナンバー
 ▼2005年1月号
夢の吹く丘 〜都筑の丘のすばらしき人々〜
■ヘリコプターパイロット
 和泉 しおり さん

 空を飛んだ。鳥のように大空を・・・。目の前には雪化粧に白く輝く富士山。正月だからって、初夢の話ではありません。去年の暮れ本当に空を飛んだのです。場所は東名高速・秦野中井インターから、車で十分の赤田へリポート。 
 二〇〇五年酉年、今年最初の「夢吹く」は、大空を舞台に活躍されている女性をご紹介します。

宇宙に行きたい
 たちばな台にお住まいの和泉しおりさんは、数少ないヘリコプターの女性パイロット。しかし、和泉さんが子供の頃に憧れたのは宇宙でした。

 「地球が見たくって(笑)ちっちゃい頃からヘリに乗ることを目指していたわけじゃなくて、宇宙飛行士になりたいっていう夢があったんですよ。旅行とかでは無くて、とにかく宇宙に関わりたい、職場にしたいって(笑)」

 その夢を実現させようと、大学を卒業した和泉さんが就職したのは、宇宙関係。静止衛星に関わる仕事でした。

 「専門用語でSOOH(Satellite Orbital Operation Handbook)。 つまり衛星を運用するための手順書の作成の仕事をしていました。でも自分が飛ぶわけじゃないですからね。私を飛ばしてくれ〜って感じで(笑)そのための努力もしてきませんでしたから、しょうがないですけど…。とにかくディスプレーの前に坐っている仕事から離れたくて4年で辞めました」

 同じ空を目指すにも、もっと地に足をつけた仕事ということで、次に選んだのがヘリコプターのパイロットでした。(でもヘリコプター、地に足着いてたら飛べませんから。残念!)冗談はさておき、なぜ固定翼(飛行機)ではなく回転翼を選んだんですか?

G・S・T航空事業部
  「人を助けたいじゃないですか(笑)災害のニュースとか見ていて、ヘリコプターがホバリングで被災者を救助する姿を見ていて感動したんです。飛行機だと上空を飛び過ぎていってしまうでしょ(笑)」

 渡米の期間も含めて一年半の訓練を経たあと、二〇〇四年七月に事業用の試験に合格されて、現在の会社『株式会社G・S・T(ジー・エス・ティー)』に就職しました。

 「固定翼でも回転翼でも日本で取ると一回一回のフライトにすごくお金がかかるんですよ。ですから、ほとんどの人がアメリカとか、中国とか、オーストラリアとかに免許を取りに行って、日本に帰ってきてから書き換えるという形を取っているんですね。渡航費とか向こうで暮らしている時間を入れてもその方が安いんです」

 G・S・Tの海外・航空事業部では、アメリカ、オレゴン州のフライトスクール・『ヒルズボロアビエーション』への入校から現地の手配などの窓口をされています。現在、固定翼、回転翼ともに訓練生を募集もしています。

 「今パイロットが不足しているんですね。固定翼が特に高齢化しているので、これから需要が増えてくるはずなんですよ。若い人だったら、就職の機会も増えてくるので、今から取りはじめるのはチャンスなんじゃないかな。自家用を取ってきて帰ってきて訓練して・・・。JALとかANAとかのパイロットも夢じゃないですよ」

 でも、自動車の免許のようには行かないんじゃないですか?

 「3次元ですからね(笑)でも特別な運動神経は必要ないですよ。私は400ccのバイクに乗っているんですが、四輪はヘリの飛行時間よりも少ないんですよ。ほとんどペーパードライバー。車の運転が出来なくても、ヘリには乗れるんですよ(笑)」

3次元の世界の魅力
 ここ赤田のヘリポートでは航空事業部の「フライトクラブG」(会員、現在約三十五名)による飛び会が一ヶ月に一回行われています。

 「自家用以上の免許を持っている方なんですが、この機体(ロビンソンR-44)で飛びたい方。せっかく免許があっても中々飛ぶ機会の無い方に、ここに来て飛んでもらっています。こっち行ったら箱根ですし、富士山も見える。海にもすぐ出られますしね。横浜も三十分くらいで行って来られます。ランドマークを上空から見られるし、メンバー同志でバーベキューをやったり楽しいですよ」

 奥さんやお子さん。または恋人を乗せて空を飛ぶ。趣味としてこんなに贅沢で素晴らしいものはないんじゃないでしょうか。

 「お父さんと一緒にお子さんも来ますけど、小さなうちから空を飛べるなんて羨ましいですね」

 私も実際に乗せてもらいました。最初はビビリながら乗り込んだのですが、思ったよりも揺れが少なく、眼下に見える景色を楽しんでいるうちに。空の上だということも忘れるほど、快適な空の散歩を楽しむことができました。これからはベンツの代わりにヘリ。家族にも尊敬されること間違いないですよ。お父さん。

 「まだまだ茨の道ですよ。経験も無いので、どんどん訓練を積んでいかなけりゃいけないですね。運も必要ですし。将来は生活に役立てる形でヘリパイやって行きたいですね」

 ドクターヘリ、防災ヘリ。去年の災害の時にもヘリコプターの活躍によって多くの命を救いました。今年は酉年。尚いっそうの訓練を積んで夢に向って大いに飛躍することを祈っています。

 本日は有難うございました。                                                              宮澤

 フライトスクール&FCG(フライトクラブG)

《お問合せ》 株式会社ジー・エス・ティー
海外・航空事業部 担当:斉藤、和泉

FREE DIAL:0120−283−045
TEL:045−961−1334
FAX:045−961−4017
EMAIL:air@gst.co.jp

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