| ■ひろたりあん通信バックナンバー |
| ▼2005年2月号 |
| 夢の吹く丘 〜都筑の丘のすばらしき人々〜 |
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■女優を夢見る高校生 日埜 槙子 さん 今年の「こどもの国物語」、昨年の「新・浦島伝説」と二年にわたって取材した青葉区小中高生ミュージカル。子供たちの演技力と舞台にかける情熱には、いつもながら本当に感心させられます。 ![]() 一昨年の暮れ、某ミニコミ紙の編集の方から「街の元気者というコーナーがあるんだけど、誰かいない?」との相談を受けました。たまたま「小中高生ミュージカル」の稽古を取材していたので、スタッフの方に尋ねると「それなら彼女がいいわ」と紹介されたのが日埜槙子さんでした。以来、その元気者の姿を稽古場や舞台でも自然と注目するようになりました。 小中高生ミュージカル 「たまたま母が青葉区役所で選挙の手伝いをしていたんですが、その隣の部屋で小中高生ミュージカルの発会式をやっていたんです。その時にはもう参加者募集は打ち切っていて・・・。そうしたら母が、うちの娘も演劇やっているんですけどもしよかったら入れてもらえませんか。って(笑)」 「村上さん(製作責任者の村上芳信さん)にその場でOKしていただいて、弘久さん(演出の井上弘久さん)もいいんじゃないのって。それが始まりですね。運命ってこう言うことなんだねって母と話したのを覚えています」 日埜さんは小学校、中学校と演劇部に所属していました。 「小5の時に部活が始まって何に入ろうか迷っていたんです。運動も好きだったんですけど 喘息をその頃持っていて、走れないし、泳げない。あまりハードなことができないので、そうしたら母親が『演劇部』にすればって。母も演劇をやっていたんですよ。その一言で決めました」 日埜さんに限らず、出演者の多くは、小さな頃から演劇部に所属し、休日を返上しても芝居がしたいという子供たちばかり。時には意見がぶつかることもあります。 「議論し、意見を出し合うことでお互い成長できるんです。時々大人の人が誰も来られないっていう日があって、そういう時は高校生が仕切って指示を出したりアドバイスをしたりするんです。出演者同志が一番身近な存在。そう言う意味でバランスのとれたミュージカルだと思いますね」 やっていて辛いと思ったことはないのでしょうか? 「指導してくださる方にも恵まれているし、辛い事はないですね。でも・・・稽古場が寒い(笑)」 確かに体育館での稽古は辛そうでした。 「こんな過酷な環境で演劇やっている人なんかいないよ。だから私たちは強くなるよって、みんなで笑っています」 最近、老人養護施設で「手古奈」を「小中高生ミュージカル」の有志で再演。裏方として参加したそうです。 「みんな何でも出来るんですよ。照明や音響も陰から見て勉強してるし、衣装も自分たちで作っちゃう。小学生、中学生でも有望な子が沢山いるんで、みんな集めて劇団ひとつ立ち上げられるねって(笑)壮大な夢ですけど」 女優。そして新しい出会い 「大学は文化学科に進みます。芸術史や言語についても学べるので、私にピッタリの学科なんです。学校で勉強しながら空いている日は全部舞台の稽古に使えるように考えています」 ミュージカルに出会って本格的に舞台への道を志すようになりました。将来の夢はもちろん女優。 「将来の夢を作文に書きなさいって言う時は、ちょっと体よくアナウンサーとかって書いていたんです。アナウンサーから女優に転進みたいな魂胆だったんじゃないですか(笑)。女優になりたいとは言わないまでもキラキラした目で舞台とか映画とかドラマを見ていると親も察知したらしくて、最初は反対していたんですけど、最近はあきらめがついたみたいで勝手にしなさいって(笑)」 この若さで数々の舞台を経験した日埜さんの大きな夢は大きな劇場に立つこと。 「帝劇とか日生劇場とか。手の届くところにお客さんがいて、表情も全部見える小劇場も大好きなんですけど、二階席三階席のあるような。照明がワーッてあるような。死ぬ前に一回はそう言うところでやってみたいですね」 そう話す日埜さんの瞳はキラキラと輝いていました。 「十五、十六、十七って、ここまで経験できて、素敵な人にも沢山出会えて本当に幸せです」 まだ高校生。人、舞台、映画、これから、もっと沢山の出会いが待っていることでしょう。 「大人だけの劇団に、高校生(「小中高―」の出演者)が初参加して、親子、友達、夫婦といった様々な生活が、ある団地を中心にドラマチックに展開する内容です。ぜひ観に来てください!」 明るく元気な十七歳。新たな挑戦。また一つ出会いが増えました。
劇団Uフィールド 「虹の素」 NIJI no MOTO 2005年3月25日(金)〜30日(水) http://homepage2.nifty.com/ufield/information.htm http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/4018/warm_home_038.htm |