★Topics
☆Topics-2006年2月 
「介護老人福祉施設訪問」

  桜、桃、梅、春になると色とりどりの花が咲き乱れる元石川の丘の上。

「介護老人保健施設・青葉の丘」は、こんな穏やかな場所に建っています。

 毎年、クリスマスサンタでお世話になっている、この「青葉の丘」で大正琴の演奏会が開催されると聞いて取材に伺いました。

 演奏されるのは、二年前に弊紙の「夢の吹く丘」に出演いただいた野村佳子さんと、その生徒の皆さんです。

 30人ほどのおじいちゃん、おばあちゃんが待ちわびる中、野村さんとお弟子さんたちが登場。「荒城の月」「影を慕いて」「りんごの歌」「北国の春」など、一部と二部合わせて14曲が演奏されました。

 演奏が始まると、大正琴が奏でる懐かしい曲の数々に、皆さんうっとりと聞きほれていらっしゃいました。中には、リズムに合わせて体を揺らす方、歌詞カードを見ながら大きな声で唄う方、立ち上がって指揮をする人まで…。知ってる曲では、私も小さな声で口ずさんでいました。

 美空ひばりさんの「川の流れのように」が流れたとき、不覚にも目頭が…(い、いかん!)

  四年前に他界した父親も、やはり最後は同じような施設ですごしていました。
 施設の方の優しい笑顔。入所者の皆さんの明るい歌声。その当時のことが胸をよぎり、 つい…。あふれる涙がどうにも止まりません。取材にならないので、一旦トイレに退散しました。。。

 

一部が終わり、野村さんによる腹話術が披露されました。おなじみ、ケンタ君です。

 ジョークを交えながらの掛け合い(?)に、皆さん大笑い。ちょっぴり生意気で、ちょっぴりオトボケなケンタ君。まるで本当の子供。いや、孫のようです。最後は、握手をして別れを惜しんでいらっしゃいました。  

 

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介護老人福祉施設では、このような演奏会だけではなく、入所者の方に楽しい生活を送ってもらおうと、さまざまな催しが行われています。 

 市ヶ尾町にある特別養護老人ホーム「ピア市ヶ尾」では、すぐお隣の「東市ヶ尾小学校」の児童が描いた絵画や習字などを展示しています。

 曇りのない眼で見た純粋な世界。無心で描いたこどもの絵には夢があります。おじいちゃん、おばあちゃんもお孫さんのこと、小さかった頃のお子さんのこと、そして、自分自身が子供だった頃のことを思い出しながら、見入っていらっしゃいました。

 この日は、5年生の版画が飾られていましたが、二ヶ月に一度。各学年ごとに展示内容を替えているそうです。

 一階の廊下には、子供たちの絵だけでなく、町内会(下市ヶ尾町内会)の皆さんが作った「いろはカルタ」や詩。この地域に伝わる「民話」なども、挿絵入りで展示してありました。

  

『り 利作どん 河童が こっそり 詫び  証文』       (民話・河童伝説)

『 ぬ 縫い上げた 着物で 通った 谷本小』      (昭和初期の子供の服装)

『 て 田園都市線の 開通で あれよあれよ 景観一変』   (市ヶ尾駅開通)



 どれも心を込めて作られています。楽しみながら地域の歴史や自然を知ってもらい、入所者の方に地域とのつながりを感じてもらおうとの町内会の方々の願いが、この作品 ひとつひとつに込められているのです。

 青葉区と都筑区には、現在16の老人福祉施設があります。普段、我々が決して入ることのない施設ですが、地域の皆さんや小中学校の子供たちが、一生懸命手助けされていることを知り、頭が下がる思いがしました。

   

 まだまだニッポン。捨てたもんじゃありません。                   (宮澤)


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