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■ひろたりあん通信バックナンバー |
| ▼2006年3月号 |
| あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記 |
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■第18回「胴体力」騒動の巻
バッターボックスに立つイチロー。バットを持った右手をまっすぐ前に伸ばし、左手で右肩のユニフォームを軽くひっぱる。おなじみのこの一連の動作。これは、どんな動きへもスムーズに移行できる、彼独自のニュートラル・ポジションなのだ。 イチローに限らず、一流と呼ばれるスポーツ選手は自分のポジションを知っている。力みのないリラックス状態。それが【股関節で地面をとらえ、全ての力が中心軸に集まっている】という理想的な立ち方なのです。 「どう…体力?」手習い騒動記の体験取材を仰せつかった私が「こんどは何の教室ですか?」と訊ねたら、M澤さんから返ってきたのがこの言葉。 「そうですね。一応、朝夕新聞配っていますからね。自信ありますよ」と言い返すと、 「違うよ。体力があるかどうかを聞いたんじゃなくて。胴体力という講座があるんだよ」 「えっ、胴体力?何ですかそれ?」 私、NT店の杉本と安居(あぐい)君の二人が向かったのは、あざみ野南にあるアートフォーラムあざみ野。ここの健康スタジオで、「胴体力」の講座は開かれていました。教えてくださるのは、長安香子先生。男性女性合わせて8名の参加者の皆さんと一緒にトレーニングを受けるのです。
「まず、その場で目を閉じて足踏みをしてください」先生の言われるままに足踏みをすること1分。「はい目を開けて」。目を開けるてみると、さっき立っていた場所よりも、なんと1メートル以上右前方に立っていました。 これは体の軸が歪んでいるからだそうです。 「曲がり方のひどい人は気をつけてください。自動車事故も起こしやすいですから」 「うわっ、バイク気をつけなくっちゃ」 普段、私たちは目でモノを見ながら、曲がらないように体をコントロールしているのです。これは常に身体に無理をさせているのと同じこと。まず、この体の歪みを取るところからトレーニングは始まりました。 「胴体(肩から股関節)の基本的な動きは、三つしかありません。一つは、伸ばす、縮める。もう一つは、丸める、反(そ)る。最後に、捻(ひね)るです。日常生活でも、スポーツでも、ダンスでも、この基本動作に手や足の動きがバリエーションとして加わっているだけなのです」と先生。 まず、「伸ばす、縮める」のトレーニングから始めます。右手をまっすぐ上にあげて、上げたほうのわき腹を伸ばします。普通の体操と違うのは、上げた手と同じ右足に重心をかけること。ほとんど片足で立つ気持ちで、腕を捻りながら伸ばしていくと、骨盤と肋骨が離れていくのが実感できます。 続いて「丸める、反(そ)る」そして「捻る」のトレーニング。その前に両足を広げて、前に屈み、床に両手をつきます。いわゆる前屈運動。 「うわっ、コレ苦手なんだよな」 指の先が若干床に付く程度。安居君にいたっては指も付きません。硬すぎます。
今度は、二人ペアになってトレーニングを行います。一人が両手を伸ばしたまま、上半身を前に曲げ、その両手をもう一人が両手で支えます。曲げている人は体重を全部相手に預け、そのまま背中を丸めたり反らしたりを繰り返します。これが結構苦しい。 次に片方ずつ手を伸ばし、次に片手を伸ばしたまま、身体を捻ります。なんだか身体が楽になってきました。 この運動のあと、身体を前に倒し、徐々に身体を曲げていくと、なんと指どころか、手のひらまで楽に床に付くではありませんか。 「手が付くくらいで安心してはいけませんよ。人間の骨格上、肘まで付くのが当たり前なんですから」 最後に、仰向けから横座りまでを筋肉を使わずにスムーズに立てるトレーニングです。参加者の男の人がやってみせてくれましたが、流れるような動きはまるでブレイクダンス。あっという間に立ち上がりました。これも、今までやった三つの運動を組み合わせることで楽に行えるようになるそうです。 この講座の参加者の皆さんも、スポーツをやっている男性は、自分の弱点を克服して、より良い成績を伸ばすため。持病があり常に健康に不安を抱えている女性は、その改善と健康維持のために始められたそうです。ダイエットなどにも効果があるそうなので、M澤さんにも、ぜひ勧めてあげようと思います。 その日の夕刊。いつもより配達が早く終わったように感じました。 (杉 本)
アートフォーラムあざみ野3F 健康スタジオ 講師 長安香子(飛龍会) 期間 4/8〜9/30 TEL.045-910-5700 |