■ひろたりあん通信バックナンバー
 ▼2006年4月号
夢の吹く丘 〜都筑の丘のすばらしき人々〜
■あおば学校支援ネットワーク のみなさん

 仕事柄、小学校を訪問することが増えました。「ひろたりあん」で毎年行っている新聞社見学会に同行したり、昨年は元石川小学校の子供たちと一緒に歴史探偵団もやらせていただきました。

 子供たちと接し、一緒に笑い、一緒に感動することの楽しさを感じつつある今日この頃。

 私のように子供がいなくても、子供たちのために何かしたい。学校とかかわっていきたいという方は少なくありません。でも、いったい何をすればいいのか?何ができるのか?どこに行けばいいのか?

 今回ご紹介する「青葉学校支援ネットワーク」は、そういった方々と学校とをコーディネート(つなぐ)することによって、よりよい学校教育活動を支援することを目的としたグループなのです。

★写真左から、代表の竹本さん 水谷さん、宮原さん

学校ボランティアの現状
「行政と区民の協働で青葉区の【まちの教育力支援事業】をおこなう市民団体ということで、昨年区役所が開いた『学校支援ボランティアコーディネーター養成講座』を終了された人たちで、昨年立ち上げました」と代表の竹本さん。

「一年間活動してきたなかの一つが『学校支援ボランティア活動事例集』なんです」

見せて頂いた『活動事例集』という冊子には、青葉区内の全市立小学校29校で行われているボランティア活動がまとめられていました。(冊子は、区役所4階の地域振興課のカウンターで見ることができます)

「青葉区のすべての小学校を訪問して、それぞれの学校での活動をまとめたものなんですね。これをまた、学校の方にも配布して、この学校ではこういう事をやっている。という情報を得る手段として利用してもらいたい。ということで制作したんです」

 学校訪問をすることによって、学校側の「こういうボランティアが欲しい」というニーズも知ることができました。それを受けて区役所主催の『学校ボランティア養成講座』を企画・運営し、地域の教育力を活かす活動に取り組む足がかりとなったのです。

「コーディネートするのに、学校から『こういう人が欲しいんです』と言われて、学校からの要請でボランティアさんと結びつけるというのもあるし、反対にこちら側から、『こういうこと出来るけどやってみませんか?』と、学校の方に打診していって、『それ、やりたいです』という学校があれば、ボランティアさんを派遣することもあります。ですから、学校側のニーズを聞いてきたけれども、逆に今度はボランティア側にいったいどういうことが出来るのか?ということも勉強しなければいけないんですね」

クラス支援
 新学期を迎える4月は、「荏子田小学校」において、新1年生のための「クラス支援」という活動を行いました。

「3クラスあるんですけど、学校の希望としては、保護者では無い方ということなんですね。朝から帰りまで、ずーっと学校にいるので、『誰々ちゃんのお母さん』とかではなくて…。養成講座を終了した51名のボランティアの方が17日間毎日、入れ代わり立ち代りで行いました」

「幼稚園にもいろいろあって、ちゃんと座ってお勉強するタイプの幼稚園もあれば、元気に遊ばせている、そういうタイプの幼稚園もあるんですね。そういった子供たちが、公立学校に集まったときに、ちゃんと椅子に座って先生の話を聞くことができるよう、一ヶ月間先生の補助ということで、もうひとり大人が入って子供を見るんです。

 一斉授業とかの時に、みんなと同じようにできない子供っていうのは当然出てきますよね。その子に対して、言葉を添えてやって 出遅れのないように背中を押してあげるのが、私たちの仕事なんです」

 ボランティア活動をされて、一番難しいことは何でしょう?

「学校と信頼関係を作るっていうのが一番難しいかな。ひとつの学校と地域という関係じゃないので、私たちがやっていることを認めてもらいながら、広げていくということが一番大切なんですね。これは、長い時間がかかると思いますけど」

 学校とボランティアをつなぐという活動意外にも、ボランティア同士をつなぐ、青葉区内のボランティアさんの横のつながりを作るという活動もされています。

「学校へ行こう!大人編」
「長いスパンで見るんであれば、定年で地域に戻ってくる方が今後たくさんいらっしゃいますよね。そういう方々が地域に戻ってきたときに活動する場所のひとつとして学校があるといいな。と思っているんですよ。もちろん、自治会の活動もいいし、再就職するのもいいし、趣味のサークルに入るのもいい。いろんな活動の中の一つに 学校のためにというのも選択肢の一つになってくれればいいなと思います」

 最後に読者の皆さんにメッセージを。

「私たちの活動は、はじめは『子どもたちのために』で始まったことなのですが、活動していく中でそれは同時に『おとなたちのために』でもあることに気づきました。この活動を通してできたつながりが『まちづくり』につながったらいいねということは、メンバーとも話しています。 私の親が子どもだったころは、学校の校庭で映画を見たりお祭りがあったりと、なにかと大人も集い楽しむことが自然だったようですね。今は当時と違って楽しみが他にいくらでもあるので状況は変わりましたが、「学校へ行こう!大人編」という感じで活動していますので、興味のある方は、ぜひご参加ください」

 こどもは国の宝。これは、いつの時代も変わりません。凶悪犯罪にこどもが巻き込まれるケースも増えています。今や教育は、親や学校だけではなく、地域全体、大人たちみんなで考えていかなければいけない課題なのではないでしょうか。



「あおば学校支援ネットワーク」への問い合わせ 

代表 竹本靖代 宛

Mail: aoba_asn@ns-st.jp

Fax : 045-982-0051(区民活動支援センター) 


■前に戻る■