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| ☆Topics-2006年6月〜11月 |
| 「鉄(くろがね)一番の米をつくろう!!」 鉄小学校米作り体験 |
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地の利の恵み豊けき処 ここ武蔵野のかたほとり♪ 我が廣田新聞創設者、作家・廣田花崖が作詞した鉄小学校の校歌の一節です。その鉄小学校で6月15、16日の両日、全校児童による「田植え」の体験実習が行われました。
青葉区のかたほとり、その豊けき田園での鉄小学校の「米作り」活動は、30年以上続く伝統行事。ただ単に「田植え」だけを体験するのではなく、苗床づくり、種籾選別から、田の草取り、鳥よけの網かけ、そして稲刈り、脱穀と、年間を通して米作りにかかわります。 また、活動は5年生を中心に全校児童で行ない、秋に収穫した種籾は、次の年、そのまた次の年へと、代々引き継がれていくのです。
苗作りの時期に地元農家の坂田さんから、お米を上手においしく育てるために必要なことや、また「苗半作(苗の良し悪しでその年の作柄が半分は決まってしまうと言う意味)」という言葉に込められている稲作りの秘密について話していただきました。
@ 苗を作る・田植えをする・水やりをする・雑草抜きをする・肥料(栄養)をやる・代掻きや田お越しなどの作業など ひとつひとつの作業をまじめにやると美味しいお米ができること。 A その中でも 水の管理が大切であること。 B 目標がないと育たないこと。
今年の目標、テーマは、「鉄一番の米を作ろう」です。
6月15、16日 田植え
初めて田んぼに入る1年生は、歩くだけでもたいへん!転ぶ子もいるし、泥だらけの靴下を田んぼの泥水で洗う子もいます。さすがに2年生以上は慣れたもの。「気持ちいい〜♪」泥の感触を楽しんでいました。 先生やお母さん方から苗を渡してもらいながら、作業をすすめます。
苗が間に合わず、手持ち無沙汰からか、男の子達のあいだで泥を掛け合いが始まりました。女の子は、カエルやヘビに大騒ぎ。みんな泥んこになって本当に楽しそうです。自分も、泥だらけで遊んだ遠い子どもの頃を思い出しました。
秋には、自分たちで作ったお米を食べて収穫祭を祝います。お米の名前は「鉄133」。
今年、創立133年を迎えた鉄小学校は、現在全校生徒167名。小規模ですが、小規模校にしかできない取り組みをされています。
中でも全校で取り組む稲作活動は単に米作りを経験をするだけでなく、6年間農業や土地と関わることで、自然や食べものの大切さを、より深く実感できるのです。
田植えを終え帰りゆく子どもたちの泥だらけの足を見て思いました。地域の方や先生、お父さんお母さん、多くのおとなに見守らながら子どもたちが伸び伸びと元気に育っていることを…。
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鉄小学校で三十年以上続く全校児童による「米作り」体験。6月に行った「田植え」の実習風景から4ヶ月がたちました。
夏の日盛りの中、青々とした稲穂が風にそよぐ様子に、泥まみれで田植えをしているこども達の姿が重なりました。そして秋、いよいよ待ちに待った稲刈りの日がやってきました。
10月17日 稲刈り 束作り
草取り、水抜き、鳥よけの糸張り、はさ(稲架)立てなどなど、4ヶ月間にわたって大事に、大事に育てた稲の刈り取りです。田植えと同じように地元農家の坂田さんから稲刈りの仕方を教えてもらいます。
稲は地面のすぐ近くで切ること・鎌を持っているからほかの人にぶつからないように気をつけること・稲の束の向きをそろえることなどの注意がありました。
刈り取った稲は保護者の人たちが濡らした藁で束にして結んでくれます。何年も関わっているベテランの方、初めて体験する方、みんな子どもたちと一緒に稲刈りを楽しんでいます。
「稲を刈る人・束を作る人・束を運ぶ人・束をはさに掛ける人・藁を濡らして渡す人・落穂拾いをする人など 稲作活動はそこに関わる人たちすべての協力が大切だと感じました。」これは5年生の児童の感想です。
鉄小学校では、毎年落穂拾いを念入りにやるそうです。落穂だけでも結構なお米の量になります。自分たちで育てた稲の落穂を集めることで、食べ物の大切さを自然に身に付けられるのですね。
稲の束をはさ(稲架)に掛けるときは 交互にずらして掛けるとたくさん掛けられることなど、農家の方が ごく普通にやっていることも 子どもたちや保護者にとっては感動することがいっぱいです。稲を掛ける量の違いを感じたとき、稲の香りに包まれた時、その感動はより一層深く心に刻み込まれるのです。
11月1日 脱穀
学校の校庭では、1・2年生が手で稲穂から籾の部分を取っていました。こうして脱穀した籾が、来年の種籾になるのです。そんな大事な籾と知らない1・2年生はおしゃべりをしながら楽しそうに作業をしています。
田んぼでは、鉄小学校の郷土資料館から持ち出した千把扱き(せんばこき)を使って3年生が脱穀をしています。
はじめ慣れなかった子どもたちも2回目には上手に使えるようになりました。
脱穀機よりもこちらのほうがきれいに籾が取れるのです。昔の人たちが使っていた道具の素晴らしさに改めて感動。 11月25日 収穫祭
さあ、収穫祭です。鉄小学校の校庭では、低学年からお餅つきが始まっていました。子ども用の杵とは言っても 初めての子どもはなかなか…持ち手が逆なのはご愛嬌。でも3、4年生ぐらいになるとかなり上手。6年生になると、力もあってもう大人顔負けです。
餅つきを終えた児童たちは、地域のお年寄りの方や民生委員の方たちから昔遊びを教えてもらいます。数珠飾りや竹とんぼの作り方や、お手玉やコマ回し。お年寄りの話に興味しんしんの子どもたち、瞳も輝いていました。
鉄一番、世界のために!
なんと、今年は例年よりも50キロ以上の豊作!5年生の児童が、この豊作になった分を食料に困っている世界の人々に役立てることを考えました。
インターネットで国連WFP協会があることを知り、職員の方に連絡をとって、市場調査でお米の値段も調べました。その上で全校に提案して、収穫祭でお米を売って、その利益をWFPに寄付することを決め
たのです。
ひとつの学年の学びが、全校に広がる。学校全体で関わっている稲作活動だからこそ、児童一人一人が自分の問題として捉えることができるのです。
創立133年から「鉄133」と名付けられたもち米は、あっというまに完売してしまいました。私も美味しいと評判のもち米で作ったお雑煮を一杯。…と思ったら、別の仕事の呼び出しが、しばし学校を離れ、戻ってきた時には終わってました。トホホ…
「ありがとうございました!」児童全員の大きな声。感謝の言葉が、後片付けをするお父さん、お母さん、そして地域の皆さんに贈られました。
地域と学校、大人と子ども。みんなが協力しあって実を結んだ豊年満作の収穫祭。お餅は食べそこねたけれど、暖かい心の「ふれあい」をたっぷりといただき大満足♪私にとって今年一番の収穫でした。
高丸 |
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