| ■ひろたりあん通信バックナンバー |
| ▼2006年11月号 |
| 夢の吹く丘 〜都筑の丘のすばらしき人々〜 |
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■ジャズ・ヴォーカリスト 熊倉 由美 さん ![]() 「ゆうべジャズを聴きに行った」と友人に話したら、間髪をいれず「似合わねぇ〜」と返ってきた。確かにそうだ。カラオケスナックで、ミスチルやサザンをがなりたてることが唯一のストレス解消法。落ち着いてスタンダードナンバーに耳を傾けるなんて、おおよそ私の柄じゃない。と自分でも納得してはみたが…もういい加減落ち着かなきゃとも思う今日この頃。皆さんどうお過ごしですか? さて、今回ご紹介するのは、そのジャズバーに出演されていた、ジャズ・ヴォーカリストの熊倉由美さんです。 「高校まで、ソプラノでイタリア歌曲とか歌っていたことを考えると、とても考えられないですね」 新潟県出身。高校はなんと、ドカベンで有名な「明訓高校」なのです。いや、ドカベンの漫画のモデルとなった…でした。 「三歳くらいの頃から、歌手になりたかったんですよ。自分がしたいことはしたい。という気持ちも、子どもながらに強かったんですね。小中高と合唱部に入って、歌を唄ってはいたんですけど…」 高校を卒業し就職、NHKの共済会職員として上京。それから一足飛びに、歌手になったわけではありません。 「ミュージカルのオーディションに受かったんですよ。『ぴあ』にも出演者として名前が載りまして、稽古にも来てくれということになったんですけど…。残業があったので行けなかったんです。その時に、仕事を辞めようと思ったんですね。タレント養成所の募集が来たので、NHKの職員は一年後に辞めました」 しかし、当時はアイドル全盛時代。18歳で歌は遅い、と言われ、演技コースに進みました。そしてFMラジオを皮切りに、TV、映画、舞台と多方面でのタレント活動が始まったのです。 「演出家の方(兼八善兼氏)に気に入っていただいて、芋づる式に舞台とかのお話をいただけるようになったんですね。都議会のアナウンスとか、歌を離れた部分で、エキストラの仕事もやっていました」 クイズ番組などのリハーサルレギュラーで榊原郁恵さんなど、タレントさんの代役もされたそうです。 「8時だよ全員集合では、逆さ吊りのお化けの役をやりました(笑)。ほぼスタントの仕事なんですよ。スタントの事務所じゃないのに…。地上5メートルで、ワイヤー二本。自分の体の幅しかないような屋根の所から「はい、逆さになってー!」って、鉄の入ったヅラかぶって、着物を着て、生放送ですからね。テスト一回。本番一回。よく生きてましたね。(笑)」
歌手への道 「その時に、私は元々歌をやりたかったんだ〜、と思い始めたんです。それで、友達からメーザーハウスという音楽学校があるよって聞いて、通い始めたんですね」 それが24歳。音楽への道がスタートしました。その後、紆余曲折があり、ソロで歌い始めたのは30歳過ぎてから。最初はジャズを唄うとは考えていませんでした。
ちょうどその頃、『マイ・ラグジュアリー・ナイト』のヒットで紅白にも出場された『しばたはつみさん』の付き人兼マネージャーもされていました。 「マネージャーをしながら、歌を習っていました。はつみさんには可愛がってもらいましたね〜。今でも手探りなんですけど、そのかわり、自分がこれから歩んで行く長い道のりとして、少しずつ少しずつ、失敗をしながらも成長していけばいいんじゃないかな。やっと今、自分の人生が見えてきたような気がします」
ジャズは熟成されたワイン 「私が普段気をつけているのは、ハーモニー。歌も楽器のひとつ。違う感性を持った人とのハーモニー。それで二人とも、三人とも、四人ともが気持ちよかったらそれが最高なんじゃないかと思っているんですよ」 ヴォイストレーニングと歌唱指導もされているので、歌が上手くなりたい方は連絡してみて下さい。(別枠参照) 「演歌以外は、日本語でも英語でも教えられます。たとえばサザン(オールスターズ)の曲でも、オケさえあれば大丈夫ですよ」 ライブやコンサートで歌われているほかに、週に一、二回、子どもに器械体操を教えたり、合気道で体を鍛えたりと、精力的に活動されている由美さんの夢は? 「ジャズは熟成されたワインと同じなんですね。年を重ねるにことによって洗練され、深みが増していく。雲の上のミュージシャンの方たちに一生かかっても近づいていきたいな〜。それが私の夢ですね」
ジャズバー“Blue Moon”にて 心を癒す「風のピアニスト」渡辺かづきさんとの競演。 ジャズサックス、フルート奏者・菊地康正さんが飛び入り参加されての 魅惑のセッションが繰り広げられました。 これがジャズの良さなんですね〜。
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