■ひろたりあん通信バックナンバー

▼2007年1月号
あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記

■第25回「ヨガ」騒動の巻
  『せつ子のYoga教室』

 「手習い騒動記の取材をせよ」というミッションには、困ってしまいました。三十歳を過ぎ、ただでさえ好奇心が薄くなってきたところです。でも、紙面に穴を開ける勇気は、責任遂行を美徳とする私にはありません。

 されば、自分のためにもなる習い事はないか、すると所属する藤ヶ丘店の事務を執る飯田さんから、ヨガ教室を紹介されました。

 「ヨガかぁ…」

 「うん、ヨガねぇ…」一緒に取材する中村担当と声が揃いました。

 「学生の頃はやったゲームでさあ、インド人のキャラクターが『ヨガ、ヨガ、ヨガ』って連呼してたなぁ」それとヨガは関係ないような気がしますが…。

 訪れたのは藤が丘にある「せつ子のYoga教室」です。ドキドキしながらチャイムを押すと、明るい笑顔の鹿島節子先生が現れました。年齢は○○歳とのことですが、とてもそうは見えません。若年寄めいた私たちよりもよっぽど若い、エネルギーのほとばしりみたいなものを感じます。これもヨガの効果でしょうか? がぜんヨガへの期待が高まる二人です。

 鹿島先生は、ヨガ歴十九年。コナミスポーツクラブ、押上ピーウォッシュで長きにわたり指導されていて、ここ藤が丘でも七年の指導歴があります。

 まず、初めにヨガについての説明を受けます。

 「身体が疲労すると心まで疲れ、ストレスによって脳の働きも悪くなり、理性さえ失われます。自分の身体は、他人に任せないで自分で守ることが大事です。そのためにヨガは最適よ、身体に溜まった毒素を体外に排出する効果があるんですよ」

 なるほど、確かに病気にでもなれば、お金も時間も浪費してしまいます。心身の健康の維持、それが病気の予防にもつながるわけですね。

 この教室では、「体位法」「腹式呼吸法」「瞑想法」の三つの行法を柱に進められていくそうです。まず心身の汚れを、ポーズによって取り除き、全身に宇宙の気を取り入れます。「ヨガ、ヨガ…」と連呼していたインド人のキャラクターも、宇宙の気を求めたのでしょうか(笑)。 

 気が巡ったところで「ハタ・ヨーガ」と呼ばれる肉体的練習を始めます。「関節を意識的に伸ばすことによって、強い足腰を作りますが、生理的にも肉体的にも結構ハードですよ」

 大丈夫かなあ、運動不足の若年寄二人が顔を見合わせます。

 「ハタの『ハ』は太陽で陽、『タ』は月で陰の意味があります」

 陰陽のエネルギーを調和させて、肉体を操作することを目的とするのだそうです。ちなみに、精神を安定させる瞑想本位のヨガは「ラージャ・ヨーガ」と呼ぶそうです。

 最後は瞑想で締めくくります。

 「ヨガの間は、必ず腹式呼吸を心がけてくださいね、そうすれば宇宙の気が入ります」 その上で肉体を鍛錬すれば心も浄化するんですね。

「物事を素直に見る目、ありのままの心を養うことができますよ」

 いよいよ、若年寄二人がヨガに挑戦です。まずは、足の指を回したりの、簡単な体操から。しかし、早くもポキポキと、年齢を感じさせてくれる音が鳴ります。普段、立ったり座ったりの日常的な動作を行なう際にこの音が鳴ると切なくなるのは、私だけでしょうか。

 さらに昔ラジオ体操でやったような運動を、しかし昔よりずっと丹念にやっていくうちに、中村担当の口から「うっ、うっ」というよがり声が漏れ始めます。

 「そうか、ヨガだけにヨガり声なんだな」なんて、くだらないことを考える余裕がないことに気づいたのは、私の口からも「ぜー、はー」というあえぎ声が漏れているからです。

 無論、これは腹式呼吸と呼べるものではありません。これって、きつくないかぁ?一種のスポーツをしている感じです。

 先生が教えているポーズ(運動)は約三十五種類あるそうで、これは通常より多いそうです。

 「ヨガの教則本に載っていても、初心者には危ないポーズがあるんですよ」先生は、生徒さんの体力や年齢などに応じて、適切に指導してくれます。腹式呼吸をしながらのポーズなので、若年寄二人も次第にうっすらと汗を浮かべています。

 「緊張と弛緩を交互に行なうことで、身体に溜まっている悪い物質を血液に乗せて、汗や小水として外に出すのよ」確かに、汗の量に比例して、心なしか体の疲れが取れていくように感じます。

 この一種のスポーツ(?)は、お腹ぽっくりの私(「オレは違うよ」と言う中村担当ですが、いずれそうなります)や、私と同体型のお父さん、お母さんにもってこいって感じです。先生の指導のもと、十数種類のポーズを行なっただけで、あっという間に指導時間の八十分が経っていました。

 最後に黒酢をいただきながら、先生のお話を聞きました。

 「ヨガは段階を経ながらできるようになるものです。教室では決して無理なことをせず、一人一人のペースに合わせて、徐々に徐々に進めるので、初心者やご高齢の方でも楽な気持ちで取り組めますよ。

 『継続は力』なんです。ヨガは病院で行なうリハビリテーションとは異なり、全身を使って自然治癒力を高めるものなの。だから、あるがままを受け入れ、背伸びをしないで、リラックスすることも大事だと思いますよ」

 なんだか、お釈迦様とお話をした気分すら感じます(少しオーバーかな)。八十分間の幸福を分けていただいて、心身ともにリラックスした私たち二人、もう若年寄なんて呼ばせないぞ。 ヨガ恐るべし! 

                                             (藤 原)

 

「せつ子のYoga教室」


青葉区藤が丘 2-4-14-205

п@045-972-7077

1月中は\1500で体験ができます


■前に戻る■