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■ひろたりあん通信バックナンバー |
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2007年6月号 |
| あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記 |
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■第30回「バイオリン」騒動の巻
学生時代に、シャーロック・ホームズを愛読していました。敬愛やまないホームズ先生に学んだ(?)私の推理力を働かせると、少年の約10%がシャーロック・ホームズに熱中したと思われます。さらに推理すると、そのうちの約五%が、ストラディバリを手元に引き寄せ、即興で演奏する彼の姿に魅せられたはずです。 バイオリンの名手でもあったシャーロック・ホームズに憧れた私も、そんなシャーロキアン(ホームズ愛好家)の一人で、今からさかのぼること十年ほど前、触発されてバイオリンの通信講座をやったことがあります。しかし、身近に教えてくれる先生がいるわけでもなく、三日と続かずに挫折、敬愛するホームズ先生を裏切ってしまった(?)という痛い思い出があります。今でも私の実家のタンスに、思い出のバイオリンが眠っています。 今回私たち(村山と廣田)は、青葉区元石川町にある岡田音楽教室で、バイオリンとチェロを習ってみようと思います。ちなみにここではピアノのレッスンも受けられます。 「全くの初心者なんですが、大丈夫ですか?」 「やる気があれば、何歳からでも弾けるようになれますよ」と先生は優しくおっしゃってくれます。 実際、岡田先生の教室には、四歳から六十歳まで八十五名の生徒さんが通っているそうで、マンツーマンのレッスンなので、初心者でも習いやすい環境です。 さあ、バイオリンのレッスンの開始。受講するのは廣田担当です。まず弓に松やにを塗ります。ご存知の通りバイオリンは、弦に弓をあてて演奏しますが、松やにを弓に塗ることで、摩擦が出て音が鳴るのだそうです。 バイオリンの構え方や弓の持ち方を先生から習っている廣田担当、まるで小さな子どもが、親からお箸の使い方を習っているような光景です。 「きみは、音楽が苦手だったんじゃない?」彼が教わる姿を見て、学生時代の音楽の成績が、芳しくなかっただろうということは、ホームズ先生仕込みの推理力を働かせるまでもありません。案の定「音楽はずーっと『1』でした」と、あっけらかんと答えます。本当に大丈夫なのでしょうか? 楽器の持ち方を覚えたら、まず、開放弦(左手を使わず、一本の弦を弾く)の練習です。音符の長さに合わせて弓の動きを少なくしたり、たくさん使ったり…。廣田担当は弓の幅をたくさん使うのが少し大変そうです。案外彼は、ケチな性格なのでしょうか。 次に四本の弦を使っての練習に移ります。そのうちの一本の弦だけに弓が当たるようにして弾くのですが、これがなかなか難しく、右手に持つ弓が少しでもぶれると、隣の弦に触れてしまいます。こんな真剣な廣田担当の顔は、あまり見たことがありません。 これらをマスターしたわけではありませんが、時間があまりないので次のステップへ、メロディーをつけての演奏です。曲は『メリーさんの羊』。音符の読めない廣田担当のために、先生は楽譜に鉛筆で数字を書いてくれました。 0・1・2・3というように、弦を押さえる指の数と楽譜の数字を合わせるだけで、メロディーになるというやり方です。さすがに数字は理解できる廣田担当ですが(失礼)、テンパっている彼はすぐに間違えてしまいます。もう笑うしかありません。落ち着いて何度かトライ。 先生に助けてもらいながらもなんとなく『メリーさんの羊』を演奏することができました。うれしそうな廣田担当の笑顔。先生ありがとうございます。 次にチェロも習ってみました。チェロも四本の弦と弓で弾くのはバイオリンと同じですが、チェロは大きいので、床に立てて、椅子に座って演奏します。長身の廣田担当には、こちらのほうが似合うようです。チェロはバイオリンよりも低い音程で、渋い大人の楽器という印象です。私もいつかこんな楽器の似合う、渋い男になりたいものです。 レッスンが終了し「難しかったけど、いい音が出ると楽しかった」と廣田担当。「こんな機会がなかったら、オレなんか一生バイオリンやチェロに、触れることがなかったでしょうね」 今回私自身は、レッスンは受けませんでしたが、一流(?)のシャーロキアンである私の推理によると、近い将来私が、バイオリンのレッスンを受けることになるのは間違いないと思います。 今秋十月七日には、川崎市民プラザにて教室の生徒さんの発表会があるそうです。毎年春と秋に行うそうで、次回で十一回目だそうです。 参考までに、去年の発表会のプログラムを見せてもらいましたが、五歳のお子さんが、バイオリンのソロ演奏を行なったみたいです。ショックを受けるといけないので、廣田担当には内緒にしておきます 。 皆さんも芸術の秋までに、何か楽器にチャレンジしてみてはいかがですか? 私の推理によると、今度私が実家に帰ったら、タンスで眠っているバイオリンを久しぶりに起こしてみることは、疑いのないところのようですね。
「岡田音楽教室」 青葉区元石川町3718-3
問い合わせ .045-902-7850 |