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■ひろたりあん通信バックナンバー |
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▼2007年8月号 |
| あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記 |
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■第31回「とんぼ玉」騒動の巻 同僚の中村担当から相談されました。 「江川さん、今月号の習い事教室、市ヶ尾店は『とんぼ玉』にしませんか?」 「はぁ?とんぼの目玉は水色目玉、青いお空を飛んだから〜♪のとんぼの目玉ですか」 「それって、とんぼの眼鏡でしょ」 「そうでしたっけ」トンチンカンな私。 パンフレットの写真を見せられ、(ああ、ビーズアクセサリーの大きいヤツね)と納得してはみたものの、それがナゼとんぼ玉なのかは???でした。 「とんぼ玉の歴史は、古代メソポタミアやエジプト時代まで遡るんだ。実に三千五百年の間、世界各国で様々な種類のとんぼ玉が作られ続けてきたんだぞ」と、長野県のとんぼ玉博物館だかで仕入れてきた情報を、さも自分が伝統を守り続けてきたかのように自慢げに語ったのは、例によって宮澤さん(偉そうに…)。 また「とんぼ玉」の名前は、江戸時代に「とんぼの複眼のようにキラキラ輝く」ということで付けられたそうで、とんぼの目玉を想像した私の着眼? だって、まんざらでもありません。
仕事を終え、中村担当に連れられて向かったのは、あざみ野に最近できた「趣味工房」さん。場所はあざみ野駅より徒歩5分、「河合塾」のはす向かい、昔「ダイオー」だった建物といえば、地元の方ならおわかりでしょう。 その建物の三階に「趣味工房」はありました。ここでは、とんぼ玉だけでなく、陶芸、サンドトラスト、シルバーアクセサリー、ステンドグラスなども教えています。なかでもとんぼ玉は短時間で手軽にできるそうです。 (さすが中村さん、賢い選択!)と褒めたたえたのもつかの間、店長の植野さんの説明を聞いて顔がとんぼの目玉のように青ざめました。 なんと、とんぼ玉はガスバーナーを使って、ガラス玉を自分で成形するところから始めるのだそうです。ただでさえ不器用な私に、ピンチが訪れました。 展示してある作品のサンプルを見せていただき、「どれが作りたいですか」との植野さんの問いに、中村担当は半透明の緑色のガラス玉に同系色の濃い緑色のマーブル模様を選択。私は真っ赤なガラス玉にシダ模様(シダ植物の葉っぱみたいな模様)のヤツを選びました。 すると私に植野さんが、「難易度高いやつですね!」満足げにニヤリ(そんなっ! 決める前に言ってよぅ)。 さあ、ガスバーナーに点火。この火の上にガラス棒をかざして溶かし、離型剤をつけたステンレス棒の先に巻きつけて、地玉をつくります。
火を目の前にすると、なおさら緊張します。恐る恐るガラス棒を火にかざしながら、ゆっくり溶かします。次に回しながら丸くしていくのですが、手がガチガチに固まって思うように動きません。しかも、手元に夢中で植野さんの説明もろくすっぽ頭に入りません。 「ま、まずい」手が動かないということは、丸い形にならないということ。丸くないとんぼ玉なんて・・・廣田新聞店に入社以来、最大のピンチです。 「片手でやりづらいなら、両手で回してみてください」 「おっ!」両手ならなんとか回転させることができます。溶けたガラスを、今度はステンレス棒に巻きつけます。表面が滑らかになったところで、コテの上で転がして形を整えます。これで基礎となる地玉が完成しました。 次に白い色のガラス棒で模様を付けます。チョコンと付けて横に引っ張って、これが…いや、これも難しい。「車の運転と一緒ですよ。馴れてくれば楽に色々な模様が付けられますよ」と植野さんの優しいひと言。 なんだかんだこねくり回しているうちに、オリジナルのとんぼ玉が完成しました。 「あれっ、シダ模様じゃなかったの?」と中村さん。 シダ模様のはずが、なぜか赤地に白のマーブル模様、形もいびつで、まるで夜店で売ってる風船ヨーヨーを壁にぶつけたような形です。 「こんなんでも、初めてにしてはマ・シダ。なんっちゃって」 つまらんギャグに、冷え込む空気。 出来たとんぼ玉は、私のギャグがなくても、空気中に置いておくと急激に冷えて割れてしまいます。そのため、白い砂=徐冷剤の入った箱の中につっこんで、三十分ほどかけてゆっくりと冷ますのです。 二番手の中村担当は、私の作業をじっくりと見て充分に学習したせいか、無難に作品を完成させました(あー憎たらしい!)。 最後に、とんぼ玉に好きな紐やパーツをつけて、オリジナルストラップの完成。(私がイメージしていたのはこの部分だけでしたこれだけじゃ手習いになりません) 趣味工房の営業時間は朝十時から夜の十時まで、水曜日は定休日になります。店内の機器や道具が自由に使えるだけでなく、材料や道具も持ち込みOKです。 常駐しているスタッフが親切に教えてくれるので、初めての方でも安心。専門書や参考書も常備されています。料金は、月会費のみで、毎日何時間でもご利用になれるレギュラー会員は、月額5250円。タイム会員だと三十分ごとに315円。どちらも入会金は無料です。さらに180円出せば、お隣のコミック&ネットカフェ「ゆう遊空間」のドリンクバーが利用できます。お試しの体験コースは、基本料金1500円プラスとんぼ玉の場合、材料費1000円です。
展示している作品には、とんぼ玉と思えないような複雑なものが並んでいました。「これも、ここで作ったんですかー?」と驚く私に「そうですよ」と誇りに満ちた植野店長の答え。さすが、三千五百年の伝統工芸。 あなたもここに通って、世界でたった一つの「幸せのとんぼ玉」を作ってみてはいかがでしょう。プレゼントにすれば、きっと喜ばれますよ。 (江 川)
「趣味工房」あざみ野店 青葉区あざみ野1-9-15 3F 問問い合わせ .045-901-5574 |