| ■ひろたりあん通信バックナンバー |
| ▼2008年3月号 |
| 夢の吹く丘 〜都筑の丘のすばらしき人々〜 |
■劇団員&ドラマー 舛田 真 さん![]() おかげさまで、『夢の吹く丘』も今回で5年目に突入しました。プロ、アマ、業種、年齢、性別、郵便番号の如何を問わず、これまでに登場いただいた方は63名。 それぞれの人生、それぞれの夢を語っていただきましたが、私自身の夢はどうだったのか? 今、思い返しますと、小学校の時には夢一杯でした。 卒業文集を開くと、なんと三つも欲張って書いてあるじゃありませんか。結局、どれも叶いませんでしたが…。 それでも、その頃一生懸命勉強したことは、現在少なからず役に立っていると思っています。
この人になる! 「小学校5年生の時に小学校にドラムセットが来たんですよ。音楽の先生が叩いてみせてくれたんですけど、今考えると全然大したことないのに、当時の自分からすれば、おお!カッコいい。って、思ったんですね」 根っからの目立ちたがり屋だったという舛田さん。さっそくドラムを習い始めました。
「中学校の頃は吹奏楽部でパーカッションだったんですけど、趣味の域を出ませんでしたね。それが、高校2年生の時に習っていた先生から、あるドラマーのビデオをもらったんです。信じられない衝撃を受けましたね。俺、この人になる!って決意したんです」 そのドラマーの名は『デイヴ・ウェックル』。サイモン&ガーファンクルのツアーや、ダイアナ・ロス、ジョージ・ベンソンなどのレコーディングに参加。チック・コリアの「エレクトリック・バンド」に抜擢され、卓越したテクニックと創造性に溢れたドラミングで一躍脚光を浴びたドラマーです。 「それから、CDやビデオを買いまくって勉強しまくりましたね」 現在は、洗足学園において、日本でトップのジャズドラマー大阪昌彦氏に指導を受けています。
「的確に弱点を言われるんで、結構へこみますね。毎回厳しい言葉をかけられていますが、辞めようとは思いません。楽しいですから。今はジャムセッションの店にはまっています。初めて会う人たちと、『何やりましょう?』『じゃ、あの曲で』っていう、即興で成立しちゃう、そんなスリルが楽しいです。相手の出方を見たり、自分から仕掛けてみたり、芝居と同じですね」 芝居。そう舛田さんのもうひとつの夢は役者になること。 「小学校6年の頃に『劇団ひまわり』に入ったんですよ。その時は普通にエキストラの仕事を何本かやって、中三の時に受験のために退団しました。高校に入ってからは、毎年文化祭で芝居をやっていたんですが、高校2年の時に、知り合いから『CAT(キャット)』という劇団に誘われて、本格的というレベルじゃないかもしれないですが、芝居を勉強するようになりました」
やっぱり主役はいい! 「性格的には内気で人見知りなんですけど、舞台っていうのは普段の自分を壊して、極端な話、何をやってもいいというか、自分じゃない自分で過ごせる。開放された感じが好きでやっているんでしょうね」 昨年1月に上演されたCATの新春公演では、主役を務められました。
「『メゾンルージュの騎士』(現作・赤い館の騎士)というフランス革命が舞台の作品です。CATは、基本的に子どもから大人まで楽しめる演目が多いんですけど、その時は、節目みたいなことで問題提起をした重いテーマだったんですね。17〜18世紀のフランスの人の感情なんてわからないので、原作を読んだりして、自分なりに解釈しながら演じました。やはり、主役はいいですね」 ドラムと芝居、ふたつの間を行ったり来たりの生活ですが、最近新しい感動がありました。 「ついこのあいだ、学校の研修旅行でニューヨークに行ったんですけど、いろんな新しいものを感じましたね。ブロードウェイのミュージカルを見に行ったときに感じたソウル(魂)。 ジャズのライブも日本とは全然違う盛り上がり方なんです。文化も感覚も違う人に感動を与えられるというのは理想ですね。本場ニューヨークで自分を試してみたい。向こうで認められたい。凄いことですけどね」 二兎を追う者は…のことわざを言う人もいます。でも、若いうちは夢が多くていい。一瞬一瞬、手を抜かずに夢に向かって頑張ればいいんです。 「厳しい経験をして、やるだけのことをやった人なら、どんな世界に行っても成功できますよ」 これは、「夢の吹く丘」第一回に登場いただいたファイティング原田さんの言葉です。この言葉を舛田さんに贈ります。夢に向かって頑張れ!若者。頑張るぞ!中年ひろたりあん!
演劇工房期間限定 第5回公演 「裏切り者って単語わかります?」 2008年4月3日(木) 19:00開演(開場は18:30) 東京都町田市・堺市民センター 2Fホール (JR横浜線「相原駅」徒歩5分) 入場無料
(宮澤) |