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「なんか解せないのよねえ」
突然の妻の言葉に、何か悪事が発覚したか(当然濡れ衣?だが…)と身構える。
「なんで、シャンプーとリンスのボトルって、同じ容量なの?」
ホッ、私に責任がないのを確認して「それがどうした?」通常シャンプーとリンスの消費量には差が出る。
わが家では1対2の割合でシャンプーの消費が早く、結果リンスが残る。
「するとまた同じ銘柄のを買わなきゃならないでしょ」
「詰め替え用も売ってるだろ?」
「でも新製品が出たら、やっぱり使ってみたいのよ」妻が声を大にする。
わが家の風呂場には異なる銘柄の、使いかけのリンスのボトルが、何本か並んでいる。
「自社製品を継続して使ってほしいメーカーの策略かしら?」
そうかもしれぬ。しかし、未だ『美』に対して未練がましい、ぼさぼさ髪の妻を見て、女性って大変だなあと慨嘆するのである。無駄遣いを憎悪する妻が、愚痴をこぼしつつも、リンスの無駄に甘んじるのだ。
あと三年で、テレビも地上デジタル放送に完全移行する。デジタルだと画質の精度が高く、顔のしわやしみまで映像に捉えるそうで、美を売り物にする芸能人、ベテラン女優さんにとっては頭が痛いことであろう。
「あたしだって、頭が痛いわよ」美を売り物にしない、売り物にならない、倹約妻がボヤく。
「受像機だって買い換えなきゃいけないんでしょ?」
その出費が解せないらしい。 今回の特集の取材先、イッツコムさんには、地デジ相談窓口があるそうだ。その情報を、妻に教えてあげようか? もちろん相談は無料ということも。
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東急田園都市線すずかけ台駅に隣接する東工大(東京工業大学)すずかけ台キャンパス。今日はこの大学の都市地震工学センターが主催する「市民防災教室」の取材にやって来ました。
「おいおい小林君、違うでしょ」
あ、そうでした。今日は東急ケーブルテレビのイッツ・コミュニケーションズ・イッツコムの地域情報番組『いっつ365』のテレビクルーが、このイベントを取材するということで、その様子を取材することになったのです。つまり、取材の取材です。
4月の企画会議で「ケーブルテレビを取材したい」と、提案したのは私、NTC南店の小林です。その理由は、先月号の企画が情報収集と連絡ミスで特集が変更せざるを得なかった、その原因を改善するために…。
「そうそう、そのとばっちりで大山に登らされたんだ。おかげで腰が…(泣)あ〜、すべては君たちひろたりあんのスタッフの、あまりにも杜撰な調査と、行き当たりばったりの取材と、使えないピンボケ写真ばかり撮ってくるから、そのしわ寄せがこっちに回って来るんだよ」
「本当にしょうがないですね」
「君も、そのどうしようもないスタッフの一人だろ!」
「えっ、僕もですか?僕は企画もしっかり出しているじゃないですか。この半年で三回も企画が通って取材もしているんですよ」
「企画はね。だけど、休みも調べないで日程を決めたり、調査は杜撰だろ。それに原稿も……」
「まあ、まあ、まあ」
ということで、「プロの取材現場を見て、しっかり勉強しなさい」という、上からの愛のムチが飛び、今回の取材の取材となったのです。
市民防災教室
高層の建物が立ち並ぶ大学構内はとても広く、「市民防災教室」が開かれているG3棟の建物にたどり着いたときには、すでにイッツコムのスタッフ、金野(こんの)さんと熊谷さんは受付をすませ、私たちの到着を待っていてくださいました。
「よろしくお願いします」挨拶をすませると、さっそく金野さんからパンフレットを渡されました。表紙には、市民が参加する体験学習のコーナーと座学(講演)と懇親会といった三つのプログラムが書かれていました。
15時からの体験学習は、七階の『バーチャルリアリティ装置による映像体験』、続いて地下一階の『振動台の実験見学』、そして二階の地震に関する『ビデオ観賞』と、それぞれ時間を区切って別々に行われることになっています。
「七階から二階、地下一階と、どんどん下に降りていく感じで行きますね。座って、ただ見ているだけの映像はイメージ的に同じ様子になるので、体験学習とか動きのあるものをまず中心に撮ります。その合間に体験している方のインタビューを撮り、座学は最後の押さえで撮りたいと思います」
なるほど、最初に催しの内容を把握し、効率良く流れを組み立てて撮影していくわけですね。
「さあ、行きますか」
カメラを肩にかつぐ金野さん、熊谷さんも大きなバッグと三脚を持って颯爽とエレベーターに乗り込みます。われわれもなんだかテレビクルーになった気分であとに続きます。
映像媒体と紙媒体
まずは、七階の「バーチャルリアリティ装置による映像体験」。部屋の中は真っ黒な暗幕に覆われていました。
バーチャルリアリティとは、コンピュータグラフィックスや音響効果などを使って人工的に現実世界を作り出すこと。つまり暗幕の中で、参加者の皆さんが地震を仮想体験するのです。会場が狭いので、金野さんが一人でカメラを担いだまま黒幕の奥に入って行きます。しばらくして出てきた金野さん、何だか撮影に納得していない様子。
「じゃ、次に行きましょうか」と、すぐさま表情を変えて、今度は二階の
「ビデオ鑑賞会」の部屋へ向かいました。
まず参加者の皆さんが入室されるところから撮り始めます。続いて鑑賞している方の邪魔にならないよう後ろから、そして横からと、映写されている映像と、それに見入っているお客さんの様子を撮影し、撮影が終わると静かに、そして速やかに退室、足早に地下一階に向かいます。
ここでは「振動台」の上に原寸大の部屋が取り付けられ、地震の時の揺れを実際に見る事ができます。
阪神淡路大震災の時の揺れや東海地震を想定した揺れなど、実際にそばで見ていると、その迫力に圧倒されますが、この動きは紙媒体では、ましてや私の稚拙な文章では到底伝えることはできません。やはり映像メディアの独壇場です。金野さんが動きのあるものをメインに撮るといった意味がわかりました。
「すいません。もう一度七階に行きます」
三人は再びエレベーターで七階のバーチャルリアリティ装置の部屋へ向かいました。もう一度担当者にお願いして暗幕の中に入った金野さん。
先ほどと違い、今度は納得のいった表情で出てきました。満足する映像が撮れたのでしょう。午後二時半から始まり、待ち時間を入れて、およそ一時間半。この日の収録はこれで終了です。
取材における心がけ
現場のセッティング待ちの間に、金野さんから「取材にあたっての心構え」や注意点などをお聞きしました。
「地域情報なので、簡潔に情報を伝えるだけではなく、催しの内容をわかりやすく紹介できるように心がけています。青葉区だけでなく、川崎や都内の方もご覧になっていますから、いろいろな地域で催されているイベントを紹介して、他の地域の方にも、参考にしていただけるように考えて撮影しています。取材に行く時に構成の流れを大体イメージするのですが、それを超えたものが撮れた時は嬉しいですね。今回の振動台の実験も想像以上でした」
ひろたりあん通信では、たまに取材はしたものの、ボツになって掲載されない事があるんですが…。
「それはないです。基本的に取材したら放送しますね」
だそうですよ、宮澤さん。
「こらこら、身内の恥をさらすんじゃない。編集キャップだって載せられないようなヒドイ原稿や、ピンぼけの写真を持ってこなければ、基本的に掲載しますよ」
取材はいつも二人でペアを組むんですか?
「大きいカメラで来る場合は二名です。広い場所で遠い所から撮影する場合は、レンズが大きい方が小型ビデオカメラより良く撮れます。ただ、小型ビデオカメラの方が本数は多いですよ。ディレクター一人で、話を聞いて、撮影しながら取材するのがスタンダードですね。狭い場所や、取材相手を動揺させたく無い時、軽いタッチで撮りたい時は小型ビデオカメラを使います」
「確かに大きなカメラで狙われると動揺しますね」と、大きく頷く宮澤さん。
かつて「TVフォーラムかながわ」という県内各地で開かれている講演会を放送する番組で、宮澤さんの歴史講演会が取り上げられたそうです。
「カメラのレンズが気になって動揺しまくったよ」なんてボヤいてましたが、動揺したのはカメラのせいではなく、お客さんの少なさだったことを私は知っています。
番組ではさまざまなイベントを取り上げていますが、情報はどうやって探してくるんですか?
「制作とは別に情報を収集する部署があるんですよ。あとは地元の方からの電話やFAX。ま、日々出歩いていますので、直接情報を教えていただくことも多いですね」
ひろたりあんのスタッフも日々配達で出歩いているのに、なんで地域の情報が見つからないんでしょう?
「常日頃の地域の皆さんとのコミュニケーション。それと好奇心というアンテナをいつも張っていること。小林君、少しは勉強になった?」
「大いに参考になりました」
地域情報番組『いっつ365』
三日後の夕方五時から『いっつ365』の放送がありました。爽やかな笑顔のキャスターさんの進行で地域情報が伝えられていきます。
トピックスのコーナーで、今回取材した東工大の映像が流されました。
時間はたった1分半。その1分半の間に当日の催しの内容が無駄なく組み立てられていました。
臨場感もそのままです。 バーチャルリアリティの映像も、テレビを観ている人が実際に暗幕の中に入って体験しているような仕上がりになっていました。なるほど、撮り直しをしたのは、この映像が欲しかったわけですね。納得しました。
あ、肝心なことを忘れていました。今回取材した『いっつ365』を含め、イッツコムチャンネルを視聴する方法ですが、まず、ご自宅のテレビのチャンネルを【9】(アナログ)に合わせてみて下さい。iTSCOM
TVにご加入のお客様は【C111】(デジタル)となります。
イッツコムチャンネルの視聴方法
http://www.itscom.net/itscom-ch/howto.html
これからの生活必需品
ここで最新ニュース!『イッツコムチャンネル 地デジ111(リモコン)番号11』が、七月から地上デジタル放送となります。
2011年7月24日、全国一斉に地上アナログ放送から地上デジタル放送に移行し、これまでの地上アナログ放送はすべて停止します。
地デジ対策や対応が迫られるなか、イッツコムでは、なんでも質問を受け付けてくれる窓口を設けて、懇切丁寧に案内をしてくれます。
これまでのテレビが使えるのだろうか? どこから手をつけたらいいか分からないといった方、まずはイッツコムに電話してみてはいかがでしょう。地域密着のテレビ局として、適切なアドバイスがいただけますよ。
地域密着なケーブルテレビ局ならではのサービスとして、もうひとつ。『緊急地震速報』があります。
地震による強い揺れを数秒から数10秒前にお知らせする気象庁の新しい地震情報ですが、普通のテレビやラジオと違うことは、何秒後に震度いくつの揺れが来るということを地域ごとにピンポイントで通知してくれることです。
数秒でも事前に知っていれば、腰を抜かしたり、パニックを起こさず、冷静な判断や行動につながります。地域限定、まさにケーブルテレビならではのサービスといっていいでしょう。
イッツコムは、専門性や質の高い番組を提供するだけでなく、インターネットや電話サービス、そして、こういった安心安全のサービスも提供しています。今や生活の必需品と言ってもいいでしょう。沿線に住んでいるなら入らないなんてもったいないですよ。
私的には五月から始まった『ディズニーチャンネル』もおすすめです…
(小 林)

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