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■ひろたりあん通信バックナンバー |
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▼2009年8月号 |
| あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記 |
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■手習い騒動記第47回「パステル和(なごみ)アート」騒動の巻 「一度習ってみたいと思っていたんですよ」と言うのは、絵心のある宮澤さん。 「おや、ずいぶん少女趣味なんだね」これは絵心のない編集キャップ。 「いい歳こいたおっさんのガラじゃないね」というイヤミを言外に隠しています。 「パステル画って、紙にお化粧を施すようなアートだから、ここは女性がいいねえ」 そう言って私(上野)を見ますが、私はお化粧もしませんし、絵心は、まったくぜんぜん皆無です。 「大塚さんと一緒でもいいですか」 絵は彼にまかせ、私は撮影係ということで…いいんですよね。
某日、荏田南3丁目自治会館で毎月一回行われているパステル和(なごみ)アートの教室にお邪魔しました。 「今日は『観音様』の絵を描いてみましょう」講師は明るく元気な鈴木明海先生です。 最初にいろいろな表情の観音様の見本を見せてもらいます。 「自分で描く観音様をイメージしましょうね」 「手ぶらでどうぞ」のうたい文句の通り、机にはパステルや用紙など、使用する全てのキットが並べられています。 絵を描くと言うと、水や筆を使うと思いがちですが、パステル画では一切使用しません。だから机の上もスッキリ。しかも、パステル画のいい点は、一度塗った箇所でも練りケシで修正が可能なんです。 これなら初心者でも、描画にためらうこともありません。 パステルは、乾燥させた粉末顔料を粘着剤で固めた画材で、カッターなどで削って使います。 まず、背景色となる黄色いパステルを削り、コットンを使って画用紙に色を付けていきます。 次に、輪郭を描く茶色を作ります。濃い黄色とその同じくらいの量の赤を削り足すと、オレンジになります。そこに一番濃いセピアを足し、カッターの先で混ぜ合わせると茶色になります。 「なんだか、子どもの頃の色水遊びみたいで、わりと楽しいね」と大塚担当。 さあ、観音様の顔を描いていきます。今回は細かい部分は綿棒で、大きく塗る部分などはコットンを使って色づけしていきます。綿棒とコットンだなんて、ほんとお化粧みたいです。 まず、眉毛から描きます。「なぜ眉毛から描くかわかりますか?」と先生。もちろんわかりません。「お化粧をする場合も、眉毛から描く人が多いように、眉毛がビシッと決まると、全体もビシッと決まるんですよ」なるほど。 ここでもう一つ先生からのアドバイス。それは、輪郭を描く場合には、画用紙の天地を逆にするというもの。綿棒は、下から上に向けて使う方が、滑らかな線が描けるんだそうです。
眉毛の後、目や鼻、口、輪郭、耳と描いていきます。 「皆さん、出来上がりは自分の顔に、どことなく似るものなんですよ〜。なんちゃって」 先生の明るい声が、和やかな空間に響きます。 「いやだ〜、私のは男顔になっちゃった〜」と嘆く生徒さん。 「大丈夫ですよ、僕のは正真正銘、男顔ですから」大塚担当が返します。 男顔はともかく、描き手に似るのなら、ふくよかな顔の観音様にはなりそうです。 さて輪郭も一通り描けたので、髪の毛に移ります。 「あ、私の観音様、お猿さんみたいになっちゃった」 この生徒さん、画用紙をさかさまにしているのを忘れ、前髪をラインを逆に描いてしまったようです。この教室、笑いが絶えません。 肩を描き、これで茶色を使うのは最後です。各々に濃くしたい箇所や、色が滲んだ箇所を修正します。練りケシが活躍する時間です。うん、皆さんいい感じです。みんなの表情が穏やかなのは、観音様のご加護があるからでしょうか。 鈴木先生曰く「神様の色」の、緑青色(ろくしょういろ)を作り、髪飾りなどのアクセサリー描画します。アクセサリーに無縁の大塚担当は、隣の生徒さんの絵をカンニングしてました(笑)。 そろそろ仕上げにかかります。ピンクのパステルで頬に色付けし、かわいい口にも紅を入れます。最後は、画用紙の両端を緑青色で縁取れば完成です。 縁取りは端を濃くして内をぼやかした感じにすると、画全体が締まり出来栄えが増します。 完成した絵にスプレーをかけ、パステルの粉を定着させます。最後に今日の日付とサインをして作品の出来上がりです。
水や筆を使ってないから、片付けもラックラクですね。 教室の後、時間のある方は残ってティータイム。お互いの絵の話から家族の話に華を咲かせながら、お菓子やお茶をごちそうになりました。 ほのぼのとした空間で、淡いパステルの色調でほのぼのした可愛らしい自分だけの絵を描く。癒されますよ。 でも、やっぱり宮澤さんには似合わないかな。 (上 野)
荏田南3丁目自治会館にて Tel.090-6142-5361 毎月第1水曜 14:30〜16:30位 費用 1回 3000円(教材費込) 詳細はお問い合わせください |