■ひろたりあん通信バックナンバー
▼2009年11月号
読者のおすすめ 
■お好み焼・もんじゃ焼・鉄板焼 『隠れん坊』 

 お好み焼をおかずにご飯を食べる関西人の私と、もんじゃ焼こそ江戸っ子のソウルフードと断じてやまない友人。

 その両者を満足させる評判のお店があると聞き、出かけてきました。場所は、もえぎ野交差点のそば、お店の裏側に駐車場も3台分あります。板壁をバックに揺れる大きな提灯、入口はくぐり戸になっていて、外観はとってもお洒落。でも背の高い人は、頭に気を付けてくださいね。

 店内は、何とも懐かしい雰囲気。「昔、駄菓子屋にもんじゃ焼を食べに行ったのを思い出すなあ」と東京下町育ちの連れ、そんなレトロ調のレイアウトです。

 席はカウンターとテーブル席に座敷。お好み焼ともんじゃ焼だけでなく一品料理などメニューも豊富で、鉄板焼屋さんのイメージも合わせもっています。お好み焼は若い店長さん(イケメンですよ!)が焼いてくれますが、もんじゃが食べたい方は、テーブル席か座敷にどうぞ。

食べる以外能のない私たちは、お任せです。

 飲み物の種類も豊富、一升瓶がずらっと並び、「気合いの入った居酒屋」的な一面もあります。ビール・日本酒・焼酎はもちろん、ワイン、ハイボール、女性に人気の5種類の梅酒、生果汁を使ったサワー類など、こだわりが見て取れます。

 「キムチ(420円)」と「もやし(367円)」をつまみにビールを飲みつつ、お好み焼が焼けるのを待ちます。

選んだのは「隠れん坊焼(945円)」店名が冠されていれば、期待が膨らみますよね。特徴は「牛すじ」が入っていることで、牛すじといえばコラーゲン。永遠の若さを希求する世の女性たちには心強い味方です。

 熱々の「隠れん坊焼」を一口頬張ります。生地は薄く、上等な卵焼みたいな食感です。「5時間ほどじっくり煮込んだ」というやさしい舌触りの牛すじが、他の食材と絶妙に融和し、新たなコクを醸し出していますが、それでいてあっさりしていて、「これぞ隠れん坊流」という個性がきちんと構築されています。

ソースはもちろんタレやダシ汁も自家製で、とってもまろやかな味わい。

「既製のものは使わず、塩ひとつにしても、妥協はしたくないんです」という若き店長のこだわりに、敬意を表したいと思います。

 あっさりと軽く、腹にもたれるような重い食後感がないので、女性に人気なのがよくわかります。がっつり食べたい派には、麺の入った「モダン焼」もおススメです。お好み焼をおかずにしたい関西人の私は、次回は「豚キムチごはん」や「ガーリックライス」も一緒に注文しようと思います。

 ちなみにもんじゃ焼を食した連れは「ソース味じゃなく、初めて食べる意外な味、でも癖になる美味さだね!」と、その個性を絶賛してましたよ。

 伝統的な文化を背景にした庶民の味を、若者が新たな発想で成長させる…、昭和の香りが漂うこの店には、新時代の「個性」が息づいています。
 


お好み焼

「隠れん坊」

青葉区もえぎ野28-1

tel. 045-511-7390

営業 17:00〜24:00 (土日祝は12:00から)

火曜定休(祝日の場合は営業)

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