■ひろたりあん通信バックナンバー
▼2011年12月号
わが街 今昔 
青葉区美しが丘二丁目(昭和43年)

  「駅から家に帰る道を歩いても、あるのは農協とキングだけでした(笑)」

 先日開催された『美しが丘ボランティア開設記念』の講演会、エッセイストの阿川佐和子さんが少女時代を追想されて語られた言葉です。

 懐かしい昭和の香り漂う建物こそ、当時たまプラの駅前にたった一軒だけあった『 ティールーム King 』。喫茶店といっても、焼きそばやナポリタンなどの軽食やパフェまでありました。

 昭和40年代は区画整理の造成工事真っ盛り、お昼ともなると、工事関係者で二階の客席まで埋まるほど繁盛していたそうです。店の前にあるユリノキが時代の流れを感じさせます。この場所が建て替えのため、第二キングビルとなったのは昭和53(1978)年。『ティールーム King 』は、ビルの一階で『喫茶キング』として営業を続けられました。

 現在は美味しい「チャイ」やネパール料理がいただける「チャイ処キング」として「キング」の名前は引き継がれています。

 お店の無かったこの通りにも、このあとすぐ、中華料理(南国菜園)やお寿司屋さん(菊寿し)などの飲食店や電気屋さん(柳田電機)が立ち並ぶようになり、だんだん商店街としての形が整い始めました。

 バス通りから入って二本目のT字路には『レストラン藤』、その斜め向かえ(現在、『すなづか珈琲店』の入っているビル)の場所には、アーケードの商店街もありました。

 ※あざみ野にあった家電量販店の『ダイオー』は、そこにあった小さな家電店からスタートしたそうです。
 

 

たまプラーザ東急百貨店より、第二キングビルを望む(平成23年)

写真提供 美しが丘 倉本さん
 

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