■ひろたりあん通信バックナンバー
▼2013年1月号
わが街 今昔 
■青葉区大場町 昭和28年4月(1953年)

 鉄町は江戸時代、上鉄、中鉄、下鉄の三つの村に分かれていて、それぞれの村に檀家寺がありました。

 中鉄(現在の青少年野外活動センターの東側)にあった秋光寺は廃寺となり、「西国三十三観音像」だけが、常光庵というお堂に残されて安置されていましたが、昭和28年4月3日、その観音像も祥泉院に遷座することになりました。

 写真は、約1000人におよぶ檀信徒が御詠歌を唱和しながら、観音様を祥泉院へ運んだ時の様子を撮影したものです。

 上谷本は中鉄の鶴見川を挟んだ対岸なので、本来なら寒念橋を渡っていく道(中里学園入口から中里学園前交差点を抜ける道)のほうが近いのですが、「祝い事の際は、寒念橋(現宮前橋)を渡ってはいけない」という因習があったため、日野往還(横浜上麻生道路)を通り、大場町を抜け、市ヶ尾町の川間橋を渡るという、大きく迂回するルートがとられました。

 秋光寺は、江戸時代前期(1655〜1658)に創建されたそうです。延享3年(1746)、中鉄の村田本家5代当主村田藤右エ門光貞に、周防国の人で惣左エ門と名乗る六部修行者自らが願主になり、秋光寺堂宇本尊の再興と、新たに 西国三十三体観音像を造立させたといいます。

横浜上麻生道路、大場町稲荷前古墳付近(平成25年)


写真提供 :  鉄町 村田さん



 

当コーナーでは、この地域の古い時代の写真を募集しています。大まかな時代と場所が特定できる写真をお貸しいただける方は、ハガキ、FAX、またはひろたりあん編集部までご応募ください。提供者には謝礼を差し上げます。


■前に戻る■