■ひろたりあん通信バックナンバー
2013年2月号
わが街 今昔 
■青葉区鉄町1027 昭和50年(1977年)

 市ヶ尾から鉄町に向かう「横浜上麻生道路」。その途中、セブンイレブン横の「下鉄黒須田口」のバス停を過ぎた次の路地を左折して80mほど行った辺りの写真です。

 この辺りは、かつて下鉄(しもくろがね)と呼ばれていました。
 茅葺屋根の住宅は、下鉄に代々住まわれている金子家の屋敷。手前は藁を保管する「藁小屋」で、奥が母屋になります。 平成4年の暮れ、この茅葺きの屋根が燃えるという火災が発生しました。タバコの火かどうかはわかりませんが、最初、藁小屋の屋根が燃え、その火が母屋の屋根に移ったといいます。消防団や周辺の住民の消火活動によって火は消し止められ、被害は屋根だけに留まりましたが、その時の炊き出しでは、300個近いおにぎりが振る舞われたそうです。

 現在、屋根は瓦葺きですが、建物自体は当時のまま残っています。
 屋敷の後ろには黒須田川が流れ、目の前の砂利道を手前に行くと150mほどで鶴見川にぶつかります。当時は、どちらの川もくねくねと蛇行していたそうで、大雨が降ると周辺一帯が水に浸かったといいます。 

 政府の減反政策と横浜市観光農業振興事業により,田んぼだった土地は県道12号が開通した年に梨園へと姿を変えました。

 セブンイレブンは、かつて井上商店(イノウエフード)というスーパーでした。大正15年から営業されていて、当初は農具や地下足袋などを販売していたそうです。現在でも地元では「イノウエ」という名前で親しまれています。
 

横浜上麻生道路「下鉄黒須田口」バス停より、南へ100m程の辺り



写真提供 : 山内図書館

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