■ひろたりあん通信バックナンバー

2010年8月号
 
川崎に自由研究の殿堂あり!
  大人だって楽しい、東芝科学館探訪記
あなたに代わって習い事教室 ひろたりあん手習い騒動記

第 55回「そろばん」騒動の巻
『昭和珠算塾美しが丘支部』

 本格的な夏がやってきました。この時期に運動で汗を絞れば、私(大塚)のライフワークでもあるダイエットに絶大な効果があるのはわかっています。

 でも「体格がいい」から暑さに弱いわけでして、今回は「頭と指の運動系」にさせてもらいます。

「そろばんか、懐かしいな」と編集キャップ。

「級を持っているんですか?」

「7級だ」

威張って言うほどのキャリアじゃないよなあ。

「苦手な見取り算は、筆算で解いた」

「不正取得じゃないですか〜」

 私も7級ですが、彼の疑惑の7級より価値があります。

と、自慢げに話していたら、隣で上野が笑いだしました。

「二人とも7級なんですか〜。あ〜恥ずかしい」

そういう上野は3級だそうです。

「最低でも3級は持ってないとマズイでしょ」と、宮澤さんが苦笑してます。

 驚くべきことに、理数系が苦手だという彼も3級でした。

「二人とも、そろばん塾に通いなおした方がいいですよ」

 というわけで、たまプラーザ駅近くのそろばん塾「昭和珠算塾美しが丘支部」に、写真担当で3級を持っている上野を伴いお邪魔しました。

 こちらの教室には、幼稚園の年長さんから大人まで幅広い年代の生徒さんがいます。もちろん小学生の子たちが大半ですが。

 代表の永島先生を含め5名の先生たちは「明るく・楽しく・元気よく」をモットーに「マンツーマン」で指導されています。余談ですが、宮前区や青葉区の公立小学校で、出張授業もされているそうです。

 教室には、すでに何人かの子どもたちが集まっていました。私は永島先生に「マンツーマン」でご指導いただきます。

「大塚さん、そろばんの経験は?」

「小学3年生頃に通っていまして、それ以後は学習塾に行くようになり、そろばんはそれきりで…級は、たしか…な、7級…」

 「そうですか、それではこのプリントを参考に説明します」と小学校入学前のお子さんでも理解できる、ひらがなの多いオリジナルのプリントを手渡されました。

 そろばんのイラストが描かれています。

 「1だま」「5だま」はわかりましたが「ていいてん」って何ですか?

 そろばんの上の「5だま」と下の「1だま」の間にある「はり」に3桁ずつ丸の印のこと。「定位点」と漢字で書いてある別のプリントを見て納得しました。

 「たま」の弾き方にも基本があります。「5だま」は上げ下げ両方「人差し指」で弾きます。かたや「1だま」は、上げる時は「親指」で、下げる時は「人差し指」弾きます。

「6〜9」を足すときの弾き方は、人差し指と親指を両方同時に弾きます。逆に「6〜9」を引くときは、「1だま」が先で「5だま」はあとに弾きます。すっかり忘れていました。

「これって基本中の基本じゃないですか、大塚さん、本当に7級ですか?」

だから、途中で学習塾に行ったから…言い訳になりませんね。

 「それでは、ウォーミングアップはそこまで。

10級の検定試験に挑戦してもらいます」と突如試験を課せられます。 周りの子どもたちの手前、あんまりかっこ悪い成績は取れないので、集中して取り組みます。

 七分間で十五問。6つの数字を足し引きする問題です。念のため答を記入した後、検算をして大丈夫だったら次…という、私には珍しく、慎重にそろばんを弾きます。

 しかし十四問目にかかったあたりで「あと十秒です」との声!

「えっ!」でも万事休す。

 採点すると十二問目が間違っていました。手つかずの十五問目も含め、2問が減点。もしや私の過去の7級取得は奇跡的快挙だったのかもしれません。

 課題を与えられた子どもたちが採点を求めて、ひっきりなしに私たちのもとに寄ってきます。先生に確認してもらうわけです。

「5の段言ってごらん〜」一人の生徒に先生が促します。

「ごいちがご、ごにじゅう〜」と可愛い声で唱えます。「じゃあ、6の段は?」これもすらすらとクリア。「実はこの子、(小学)一年生なんですよ」

 ここではそろばんに不可欠な「九九」の指導も行っているそうで、時おり、「九九」を暗誦する声が教室内に響きます。

 その一年生の彼は、さも当然といった口調で「だいぶ前から九九言えるよ!」

その大人びた言い方に、先生方は大笑い。私は笑うよりも、ただびっくり!

「おじさん(私大塚)は、三年生後半になっても、九九は微妙だったんだよ〜」とは、口が裂けても言えませんよね。

 体験中に、次から次へと教室に子どもたちが入ってきます。授業はフレックス制で、ひとり約一時間を目安に一日の授業時間をとっているそうです。

 周りを見渡すと教室は、いつの間にか子どもたちでいっぱいになっていました。

 また『段位』を目標に、そろばんを極める努力をされている、大人の生徒さんもいるそうです。

 電卓万能の時代ですが、そろばんは計算力・暗算力・計数感覚だけでなく、集中力をも鍛えてくれます。

 人間の潜在能力は、極めれば電卓をも凌駕する…、そんな確信のもと、改めてそろばんの素晴らしさを実感したのでした。

 若干名ですが、今生徒さん募集中とのこと。お早めにどうぞ。

☆   ☆   ☆

「子どもたちが頑張っているんだから、大人も頑張らなきゃね」という私の感想に、連れの上野が

「大塚さん、ダイエットだけでなく、読み書きソロバンまで頑張んなきゃいけなくなりましたね〜 大変ですよ」

夏の暑さ以上に、こたえるひと言でした。

      

 (大 塚)

 

『昭和珠算塾美しが丘支部』

青葉区美しが丘1-4-1 201

Tel.045-901-8124

授業 火・木 15:00〜19:30

    土  15:00〜19:00

詳しくはお問い合わせください

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