■ひろたりあん通信旅行版
10月26日
  「自治会旅行『山梨食いしん坊ツアー』」
■皆様のおかげです
 一昨年秋に発足したひろたりあん旅倶楽部の日帰りバス旅行は、これまでに延べ七千名ものお客様にご参加いただいております。世間ではリストラ、スリム化が叫ばれるこの不況下、私のような「場所ふさぎ(例の上司のイヤミ)」でも、まっとうな生活が営めるのは、皆様方のおかげでございます。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 それにしても口コミとは恐ろしいもので「旅倶楽部はアットホーム」だとか「森本は雨男でけしからん」だとか、よい評判も悪い評判も瞬く間に広がっていくものですが、この評判は越境して川崎市まで飛び火した模様で、新百合ヶ丘のとある自治会の会長さん(ご婦人です)が、私を訪ねてみえました。

■よい評判か、悪い評判か?
 「おたくが森本さん?噂どおりの頼もしい恰幅ね」「はぁ」これはよい評判なのでしょうか…「自治会でバス旅行をしたいんだけど、何か企画を立ててね」「ありがとうございます」実はこういうグループ旅行の依頼もお受けしているのです。もしご用命があればご相談を承ります(宣伝)。

 「ひろたりあん旅倶楽部をどこで知りました?」と訊ねると、会長さんの友達の友達のそのまた友達の知り合い(要するに赤の他人です)が廣田新聞店のお客様で、この存在を知ったそうです。 「バスを貸し切って、予算は一人五千円以内、それも昼食付でお願い」これは予算的には少々わがままな注文です。「あっ、言い忘れたけど参加者はほとんど女性よ」言い換えます、これはかなりわがままな注文です。なぜなら、旅先での世の奥様方のすさまじい食いしん坊ぶりは、旅行業界において「食いしん坊集団」との名声(?)をとどろかせている当旅倶楽部をお世話する身としては熟知しているわけで、「昼食付」は「大食付」と解釈しなければならないのに、予算は五千円!それでも、イヤミな上司と、旅倶楽部のお客様にいじめられて…もとい、鍛えられてきた私は、「山梨食いしん坊旅行」という企画を、予算ギリギリで提示することができました。「昨年まではバスの手配から食事場所の確保まで、みんな自分たちで計画していたのに、森本さんに手にかかると一瞬にしてできあがってしまうのね、さすがプロだわ!」 写真 お世辞に弱い単細胞な私は「出血大サービスとして私も添乗員としてお世話させていただきます」とつい口を滑らせてしまったのですが…「わあ、感激だわ!ところであなた、天気は大丈夫?」「(絶句)」これは間違いなく悪い評判です。

■豊かな人生を送れないの?
 なにはともあれ当日を迎え、バスは満席の状態で山梨の忍野八海へ向かいました。車中はいつものひろたりあん旅倶楽部の旅行とは少々異なり、突然俳句教室が始まりました。幹事である会長さんに「俳句がお好きな方が多いのですか?」と聞くと、お客様の中に俳句講座の講師をしている方とその生徒さんが十名程乗っているとのこと。「豊かな人生を送るために、森本さんも是非俳句をたしなんでみてはいかがですか?」品性と教養のかけらもない私にとっては縁遠い世界です。

 富士のふもと忍野八海で散策を楽しみ、河口湖ハーブ館に立寄ってから、湖畔のレストランでほうとう鍋定食の昼食そして御坂峠を越えて、一宮町でぶどう狩り食べ放題(もちろん畑の中だけ)最後のトドメはサントリー登美の丘ワイナリーでタダ酒飲み放題…もとい、工場見学で皆様ご満悦の様子でした。

■一句浮かびました
 それにしてもバスの中は、朝から晩までぺちゃくちゃぺちゃくちゃとよく話題があるものだな、と呆れるくらい主婦のパワーに圧倒され、帰り際のご挨拶でふっと一句浮かび「皆さんの口に貼りたいガムテープ」と言ったら大爆笑。片隅に座っていた先ほどの俳句の先生から少々(相当)皮肉めいたお言葉が返ってきました。 写真 「私よりもあなたの方が俳句がお上手ね」お顔が引きつって見えたのは気のせいでしょうか?明るく楽しいのがひろたりあん旅倶楽部のモットーで、締めくくりは「秘密兵器」のテープ(実はこのテープは綾野小路きみまろさんという芸人の毒舌おしゃべりライブで、ひろたりあんバスツアーでだけの密かなブームです)を流したら車内は最高潮。「私たちの街にもひろたりあん旅倶楽部の広告が入ればいいのに」お世辞に弱い私は、夕映えに浮かぶ富士を見ながら、結構幸せな気分に浸っていたのでした。

                              (森 本)
▼2001・10・21〜10・23へ

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