■ひろたりあん通信旅行版
1月4日
   「成田山初詣と犬吠埼あんこう鍋の昼食」
■「膨張番付」ではありません
 二〇〇四年を迎え、恒例の成田山初詣ツアーを催行しました。毎年参加される方もいれば、何年か一度行けばいいという方もいます。いずれにしても、マンネリ化傾向は否めないので、今年は趣向を変えて、お参りのあとは暖かい食事と温泉で英気を養って、新しい年のスタートを切っていただければ…という願いをこめて、少々足を延ばして、犬吠埼にてあんこう鍋の昼食付きのコースを設定しました。

 冬の味覚、鍋物の王様といえばふぐ鍋でしょうが、あんこう鍋だって負けてはいません。犬吠埼から茨城県、福島県一帯の太平洋岸は、あんこう鍋が名物です。「ふぐとあんこうが、東西の横綱ですね」するとイヤミな上司が「いや、おまえだって負けてはいないぞ、そのふくらみ具合は…」膨張番付ではありませんってばっ。

■ぜひそうしてください
 当日、同行するのは、このところ、私から旅行記の主役の座を奪い取るかの勢いの「天敵」意地悪バスガイドさん。「あんたがこんなツアーを組むから、正月早々仕事になったじゃないの」いきなりのジャブ攻撃です。「いいじゃないか、おかげで成田山で初詣できるんだし」すると「そうね、今年は森本さんと組まないように…と、祈願してくるわ」ぜひそうして欲しいと思います。

写真  バスは東関道をひた走り、最初の目的地、成田山新勝寺に到着。お客様に参拝と仲見世の散策を楽しんでいただく間、これもまた恒例のお客様のお護摩のご祈祷の代行です。家内安全、商売繁盛、交通安全など、お客様の大願成就を祈願しました。

 それにしても年々お護摩のご祈祷をお申込みされる方が減っているそうで、わが旅倶楽部も例外ではありません。「森本さんにご祈祷代行させると、大願成就できるものもできなくなってしまう」という噂がたっているようで、こんなことが意地悪バスガイドさんの耳に入ろうものなら、彼女の得意とする「マイクパフォーマンス」で、私の人格までコテンパンにされてしまうのは火を見るより明らかです。本堂で大僧正様が護摩供養を行なっていますが、御護摩のメラメラ燃える炎の前に立ち尽くす、不動明王様の怖いお顔が、彼女の顔とオーバーラップしたのは気のせいではないようです。

■「吊るし切り」にされる私
 成田山新勝寺をあとにし、昼食会場の犬吠崎のホテルに向かいました。あんこう鍋と銚子名物の海の幸のネタを使ったにぎり寿司が、テーブルいっぱいに並んでいます。あんこうの「吊るし切り」のパフォーマンスはなかったものの、夕食並みのボリュームに圧倒され、さすがの私でも面食らうほどでした。

「森本さんにピッタリな企画だわね」バスガイドさんの言葉に身構える私です。「あんこうのように身体がブヨブヨしているあんたらしいわ」先にイヤミな上司から洗礼を受けている私ですから、この程度のイヤミではへこたれはしません。ところが油断大敵、強烈なアッパーが…「グロテスクな顔も、あんたに似合っているわ」な、なんということを…。イヤミな上司や、意地悪バスガイドさんの、毒舌攻撃にさらされ続ける私は、「吊るし切り」にされて、次々に身を削がれるあんこうのように、身を削る思いで任務を全うしているのです(体重は減りませんが)。

■災難から逃れました
写真  外は冷たい北風が吹いていたものの、お天気は申し分なく、犬吠埼灯台まで足を運んだ方、ラウンジでお友達とおしゃべりをされている方、天然温泉を楽しまれた方など、出発までのひとときを楽しまれていました。

 銚子といえば日本でも有数の水揚げ高を誇る漁港で、当然ここでのお土産に、海産物は欠かせません。安くて新鮮な魚介類や水産加工品を扱うお土産屋さんで、食いしん坊集団との誉れ高い、ひろたりあん旅倶楽部のメンバーらが足を止めると、そこは即席の試食会場となるのでした・・・と言いたいところですが、先ほどのあんこう鍋と握り寿司の昼食のボリュームで、さすがの皆さんもお腹があんこう状態。ひたすらお買い物だけに勤しみ、犬吠埼のお土産屋さん組合は、災難から免れたのでした。
▼2004・1・5〜1・6へ

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