■ひろたりあん通信旅行版
1月17日〜1月18日  「新春の伊勢神宮と豊川稲荷初詣」
■ひろたりあん旅倶楽部珍道中?
 二十一世紀最初の日帰り初詣バスツアーも無事に終わり、宿泊旅行の方もお正月にふさわしい企画として伊勢神宮の初詣をご案内しました。日本人の庶民の旅行のルーツといえば「お伊勢参り」かの「東海道中膝栗毛」弥次さん北さんの珍道中も目的はお伊勢参りでした。わがひろたりあん旅倶楽部も旅の原点に戻って、珍道中を…、もとい、感慨深い思い出をと考えていたのですが、私事で恐縮ですが出発の前日に怪我をして、前歯を折ってしまいました。最近特に出血大サービス企画の旅行が続き(お手ごろ価格で内容充実の旅行がひろたりあん旅倶楽部のモットーではありますが)、設定に頭を悩ませている矢先に、まさか本当に自分の身をもって出血大サービスしてしまうとは、恥ずかしいやら情けないやら…。とてもお客様にお見せできる顔ではないので、とりあえずマスクをして出発当日を迎えました。

■変質者ではありません
 各配車場所でお客様をお迎えしたあと、バスは東海道ならぬ東名道を走り、豊川稲荷に向かいました。最初にまずお客様にご挨拶をしましたら、「森本さんでも風邪をひくの?」という驚きの声があがりました。ちょっと失敬ですよね。中には「体調不良で添乗に出すなんて人遣いの荒い会社ね」という声もありました。確かに「森本」遣いの荒い皮肉家の上司はいますが、廣田新聞店は本来大変思いやりのある会社で(少々ゴマスリ)、そんな会社の名誉を傷つけるわけにはいきませんから、正直に「私の不注意で怪我をして、前歯を折ってしまったのです」とお話をしますと「森本さんの仕事も顔が命だから気をつけなさいね」と慰めのお言葉。「私も芸能人のように、歯が命ですね」と調子に乗ると、「何言ってんのよ、そんな格好してたら怪しい人に見られるじゃない。最近物騒な事件が多いからね」不運な私をダシにして、ボケと突っ込みが入り乱れる掛け合い漫才のような珍道中ですので、物騒な事件とは無縁でしょう。

■欲をかいてはいけません
 そんなこんなでバスは最初の観光地の豊川稲荷に到着。豊川稲荷は「おいなりさん」として親しまれ、「商売繁盛」の神様として奉られております。参道にはお食事処やお土産屋さんも目移りするくらいたくさんあって、それぞれが繁盛しているのはおいなりさんのおかげでしょうね。私事ですが、今年は成田山や川崎大師に計四回も行ったし、豊川稲荷や伊勢神宮にも行くし、きっとなにかご利益を授かると思っているのですが、「そうかな?その割には相変わらずやせないね」言われてみれば新年早々前歯を折るし、欲をかいていたずらにお参りすればいいってことではないようです。

写真  豊川稲荷を参拝のあとは伊良湖フラワーガーデンに立寄りました。伊良湖は年間を通して温暖な気候で一月に菜の花が咲くほどです。温室にはいると、チューリップやベゴニアなどまさに花、花、花と色鮮やかな花の美しさに感動していた様子でした。「今年の花紀行はここにしますか?」と言ったら「何横着しようと考えているの?ちゃんとそれはそれで別に企画してね」

 伊良湖フラワーガーデンを後にし、フェリーで伊勢湾を横断しました。この日の伊勢湾は強風でフェリーはよく揺れ、船酔いが心配でしたが何とか無事に鳥羽港に着岸。夕方には伊勢志摩ロイヤルホテルに到着しました。ホテルの部屋から見る的矢湾(カキで有名です)に沈む夕日が幻想的でお客様は感動されたご様子でした。

写真■バチがあたっても知りませんよ
 翌日はまず二見浦の「夫婦岩」にご案内したあと、今回のメインである伊勢神宮内宮での参拝。皆さんお参りをさっさと済ませて、おかげ横丁での昼食とお買い物を楽しまれていました。おかげ横丁は庶民が生涯に一度はお伊勢参りをと夢みた江戸時代の、面影と活気を彷彿させてくれます。お伊勢参りよりもおかげ横丁でのお食事やお買物が目当ての方もいらっしゃるようで、伊勢神宮のボランティアガイドさんに「お参りはいいからさっさとおかげ横丁に連れてってよ」とバチあたりなことを言い出す始末。江戸っ子の気分で、名物のてこね寿司や伊勢うどん(おつゆが真っ黒ですが味は比較的薄口)をいただき、ひろたりあん珍道中は無事に終了しました。
                                       (森 本)
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