■槍が降ったらどうしよう
ひろたりあん旅倶楽部では皆様に楽しいご旅行を満喫していただきたいと日夜努力を心がけていますが、冬のオフシーズンの企画には頭を悩まされます。今までの旅行とは視点を変えた企画を、と考えてようやくたどりついたのがが「石鍋裕・クリスマスディナー」でした。これなら雨が降ろうと槍が降ろうと(もっとも槍が降ってきたらこの世の終わりですね)、全く天候には左右されない企画です。リピーターの「晴れ男」「晴れ女」のお客様に助けられて、このところ必ずといっていいほど晴天に恵まれています。「雨男の添乗員」と皆に白い目で見られ、大きな(太った?)体を小さくして耐えていたのが遠い昔のように思われます。
当日はあいにく曇りがちの天気でしたが、槍でも降らない限り問題ありません。バスは中央高速道をひた走り、ホテルに到着前に「サントリー山梨ワイナリー」をご案内しました。山梨県には多くのワイナリーがありますが、このワイナリーでは日本最大の規模を誇り、ぶどう栽培から醸造まで一貫したワイン造りが行われています。樽熟庫は本場フランスさながらの規模の大きさで、ワイン倉庫にいるかのように錯覚させるほどでした。
■名誉鉄人の料理を堪能
ワイナリーをあとにして今回のメイン会場の八ヶ岳ロイヤルホテルに到着。お客様に一息ついていただいてから、八時より「石鍋裕クリスマスディナー」が開宴しました。ピアノとハープの優雅な調べに導かれるように着席し、約三時間近くのディナーに舌鼓を打つという趣向です。ちなみに石鍋裕氏はフジTV系「料理の鉄人」のフレンチの初代鉄人にして名誉鉄人との称号で活躍されたことはあまりにも有名です。シェフのお店「クイーン・アリス」に行けばいつでもお目にかかれるように思われますが、現在は実業家としても活躍され、お店に行っても滅多にお目にかかる機会がないほどご多忙な方で、今回稀にない機会を得ることができたというわけです。一足早いクリスマスディナーは前菜二品から始まり、スープ、魚料理、肉料理そしてデザートで締めくくられました。お客様は石鍋シェフのフレンチの魅力にとりつかれたご様子です。
■謙虚さが必要です
デザートが運ばれる頃、厨房から石鍋シェフが再び登場し、楽しいトークショーが始まりました。
皆様の食事が終わったら、テーブルごとにご挨拶に回られましたが、地位も名誉もある方ですが、謙虚に深く頭を下げるお姿を、うちの上司にも見せてあげたいと思いました。ひろたりあん旅倶楽部のお客様もサインや記念撮影を求めたり、ご歓談など時間を忘れてとても楽しいひとときを過ごされていました。
翌朝、千メートルを越えるホテルの窓からは雲一つない快晴。八ヶ岳はもちろん、南アルプスの山々や遠く富士山まで見渡せ、爽やかな朝に気分も上々でした。大浴場に向かうと湯船に入っている方が、どこかで見たことのある姿だなあと思ったら石鍋シェフでした。いつもテレビでしか見ることのない著名な方がこんなに気さくだとは…。一流の仕事人の風格とがあい重なって、私にもそのカケラでもあればと感じました(重厚さは備えているのですが)。朝食会場でも石鍋シェフのお姿を見ることができました。何を召し上がっていらっしゃるのかと思ったら、どうやら和食のようでした。当たり前ではありますが、フレンチシェフの方もやっぱり日本人。大の和食党だということもよく伺いますが本当のようでした。美味しい料理、シェフとの楽しい会話そして爽やかな朝の澄み渡った空に雄大な南アルプスの大自然。すっかり満喫したお客様の笑顔もとても印象的でした。こんな素敵なひとときを共有できた石鍋シェフに改めて感謝します。
(森 本)
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