■ひろたりあん通信旅行版
2月23日〜2月24日  「雪の湯西川温泉かまくらと益子焼窯元・いちご狩り」
■果てしなきイヤミ攻撃
 二月は旅行のシーズンオフで、毎年この時期にはいつも悩まされます。今年は横浜にも例年にない大雪が降り、何か雪にまつわるツアーはないか考えていたところ、ふとひらめいたのが、雪のかまくらがある湯西川温泉です。ここでまた私にイヤミを言うのが生甲斐だという上司が登場し、「今度は雨男から雪男にバージョンアップか?」確かに湯西川温泉は栃木県きっての豪雪地帯で、今年も例年以上に雪が降ったのは事実ですが、それを私のせいにされても困ります。「一月のスキーツアーが大雪で中止になったのはなぜだろう?」そんなイヤミの連続攻撃から逃げるように、旅行当日あわただしく出かけた私は、源氏の攻撃から逃れる平家の落人のようでした。そうです、湯西川温泉は平家の落人の里としても有名なんです。「おまえもそこでひっそりと隠れ住むか」上司のイヤミ攻撃はとどまるところを知りません。

■添乗員はつらいよ
 二月とは思えないほどの暖かな陽気の中、バスは横浜青葉ICから一路日光東照宮へ向かいました。参加される皆さんの日頃の行いのおかげでしょうか、今回も天候に恵まれました。もちろん私の普段の行いがよいからとは、どのお客様も口が裂けても言ってはくれません。しかしひとたび雨が降ると、「森本の普段の行いが悪い」と悪態をつかれるのは火を見るよりも明らかで、添乗員は損な役回りなんです。

写真  日光東照宮周辺の自由散策と昼食を済ませ、一路湯西川温泉へと向かいます。バスは鬼怒川温泉や川治温泉を通過し、五十里湖を過ぎたところから積雪が多くなりました。そこから更にバスで一時間連続するカーブを縫うように山道を通り抜けて、ようやく「平家落人の里」湯西川温泉に到着。一一八五年(文治元年)に、源氏との壇ノ浦の戦いに破れた平重盛の六男、忠実と一族二百騎が湯西川に逃れ、隠れ住んでいたといわれています。人目を忍んで生活しなければならなかった落人たちの暮らしぶりは、「鳴き声を出す鶏は飼わない」「のぼりは立てない」などといった少々臆病過ぎるくらい用心深いもので、そんな日常が長く風習として残っていました。旅館に入ると、早速皆さんは温泉大浴場に向かい、旅の疲れを癒していたご様子です。不自由だったに違いない落人たちの生活ですが、こんないい温泉があったから耐え忍ぶことができたのかもしれませんね。

■ゲテモノ食いではありませんっ
 夕食は湯西川温泉名物「平家お狩場焼」で、これは食材を囲炉裏(いろり)で焼いて食べるという趣向です。囲炉裏で焼く川魚や湯西川温泉名物の一つでもある「へらみそ」など、野趣溢れる雰囲気を充分に満喫しました。以前は鹿肉や熊肉などが食卓に上っていたそうですが、最近では敬遠される方が多く、牛肉に取って代わられたそうです。私が以前泊まった時は鹿肉や熊肉をいただいたのですが、その話を皆さんに披露すると、お客様は私のことを「ゲテモノ食いの森本」と命名してくださいました。なんか旅行のたびに異名が増えるようで、少々閉口しております。

 夕食のあとは「雪のかまくら」での二次会。ライトアップされて幻想的な「かまくら」の中は意外と暖かく、コタツに入り、湯豆腐を酒の肴に夜更けまで盛りあがりました。

■待ってますよ〜っ
 二日目は陶芸の里である「益子」へご案内しました。益子焼は特に生活用品として評価が高く、シンプルで飽きのこないデザインが人気です。 昼食と陶器のお買物を済ませた後は、皆さんお待ちかねの「いちご狩り」。この益子をはじめ、栃木のイチゴは酸味が少なく、ミルクなしでもとても甘く、大変好評でした。 写真 ちなみに昨年のバスツアーでこのイチゴ畑に立寄った際、百個も召し上がったご夫婦がいらっしゃいました。どうやらここの農家のおじさんはわが「ひろたりあん旅倶楽部」のことを覚えていた様子で、「今回はあの夫婦は来ていないようだね」と尋ねられ、「普通百個以上も食べる人はいないからねえ」、よほどインパクトが強かったのでしょうね。最近旅行記のネタが乏しく困っているので、たまには参加していただいて旅行記を賑わせてくれたらと思います。Nさん、待ってますよ〜っ。

ひろたりあん旅倶楽部のパリ珍道中(?)も無事終わり、時差ボケをしているヒマもなく(もっとも年中時差ボケとの噂もありますが…)、日も経たない間に日帰りバスツアーを催行しました。当日のコースは、水戸偕楽園で観梅、益子で陶器のお買い物といちご狩り…「ちょっと待てよ、このコースは昨年と同じじゃないか」とお気付きの方もいらっしゃるかと思います。その通り、昼食会場を除いて全く同じコースです。「手を抜いているんじゃないの?」いえいえ、頭はボケているかもしれませんが、仕事には手を抜いたりはしません、このコースは春の人気定番コースで、再びご用意させていただいたのです。もっとも、おかげで少々楽をさせてもらうことができましたが…(やっぱり手抜き?)。

                                       (森 本)
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