■手抜きではありません
ひろたりあん旅倶楽部のパリ珍道中(?)も無事終わり、時差ボケをしているヒマもなく(もっとも年中時差ボケとの噂もありますが…)、日も経たない間に日帰りバスツアーを催行しました。当日のコースは、水戸偕楽園で観梅、益子で陶器のお買い物といちご狩り…「ちょっと待てよ、このコースは昨年と同じじゃないか」とお気付きの方もいらっしゃるかと思います。その通り、昼食会場を除いて全く同じコースです。「手を抜いているんじゃないの?」いえいえ、頭はボケているかもしれませんが、仕事には手を抜いたりはしません、このコースは春の人気定番コースで、再びご用意させていただいたのです。もっとも、おかげで少々楽をさせてもらうことができましたが…(やっぱり手抜き?)。
■茨城県は外国ですか?
パリ旅行の疲れからでしょうか、当日はバスの中で挨拶したときからボケまくり「皆さんパスポートをご用意ください」と危うく言いそうになってしまいました。ちょうど首都高速を走っていたのですが、なぜか成田空港に向かっていると勘違いしたというわけで、もちろん茨城県や栃木県は外国ではありません。いちご狩りに行くのにパスポートを持参する人間は、おそらく千人に一人くらいしかいないと思います。「あっそうか、今日は日帰り旅行だっけ」自分で企画しておきながら当日の行き先をぼけまくる添乗員を、寛大な心で笑って許してくれる百四十名のお客様に感謝しつつ、バスは常盤道をひた走り、日本の三大名園の一つ水戸偕楽園に到着しました。
昨年の偕楽園の梅は少し早かったので、これを教訓にと三月下旬に設定し直したのですが、今年の梅の開花にピッタリあったのでホッと一安心。少し肌寒い中、匂いたつ梅の観賞を皆様楽しまれていました。
実は渋滞で偕楽園の到着が遅れてしまい、押せ押せの状態で益子焼窯元へ向かいました。益子は春のバス旅行先として人気が高い場所で、特にいちご狩りは好評で毎年訪れる方も多いのです。
■森本ではありません
今回昼食とお買い物のために立ち寄ったのは「益子焼窯元共販センター」です。ここは益子町のランドマーク的存在の窯元で、高さ約十五mもある大きな益子焼の「たぬき」がそびえたっていました。この精力みなぎるたぬきは「商売繁盛」の象徴で、大きな眼は「鋭い洞察力」を意味し、白い腹は「腹黒くなく潔白に」を表し、いつも取引先には「前金」(この意味わかりますよね?)でお金の袋は大きくということを表しています。この大たぬきの写真を撮りながら「あの意地悪な編集キャップのことだから、きっとこの写真が紙面で紹介され『このたぬきは森本ではないので悪しからず』というようなキャプションがつけられるんだろうなあ…」なんて考えてしまいました。それはともかくとして、この窯元の益子焼の種類の豊富さは益子で最大級で、安い陶器は百円から売られています。一般的に益子焼の陶器は大半が日常生活品で、使い勝手の良さそうな陶器が、大きな施設内に所狭しと並べられていました。
■将来大物?
窯元での昼食とお買い物を楽しんでいただいたあとは、お待ちかねのいちご狩りです。「三十分一本勝負です、皆さん思う存分召し上がってください」果たして何個食べられるのか、また昨年百個食べたNさんの記録を更新することができるのか、三十分後が楽しみです。結論から言いますと最高記録は七十個でなんと小学一年生の男の子でした。育ち盛りのお子様とはいえなんともすごい、将来大物の予感がします。ほとんどの方は二、三十個でしたが、「食事の前ならもっと食べられたのに残念だわ」との声が多かったようですが、いちご園のおじさんはきっと胸をなでおろしたことでしょう。
最後は地酒の工場見学と試飲です。昨年この酒蔵にご案内した際、「密着サービス」と称してお客様にお酌をしてまわり、酔わせて帰りのバスの中でお休みいただくことに成功したので、今年も同じ手口を使おうとしましたが、お酒をたしなまれない方が多く、毎回同じサービス方法では通用しないのだとわかりかりました。来年のコース設定は手抜きをせずに、アイデアを絞り出して、皆様に喜んでいただかなくてはと思いつつ、帰路に就きました。
(森 本)
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