■ひろたりあん通信旅行版
6月11日  「加茂花菖蒲園と可睡ゆりの園」
■私が憂鬱なワケ
 六月といったらあやめ・菖蒲の花観賞が定番コースですが、二年前に催行した記念すべき旅倶楽部第一回目の企画「潮来のあやめ祭り」、連日の日照りのせいで花に元気がなく、お客様の期待を裏切りました。この初回のズッコケ(死語ですね)ぶりが、旅倶楽部の現在を暗示していたなんて、意地の悪いことを言う不届き上司もいます。そのリベンジではありませんが、今回は静岡県掛川市にある「加茂花菖蒲園」と隣接する袋井市にある「可睡ゆりの園」をセットにしてご案内することにしました。「なんだまた花観賞か?お前ほど花の似合わんやつはいないのになあ」不届き上司のざれ言なんか聞きたくありません。

 当日第一配車に向かうと遠くから聞き覚えのある中(高?)年女性の色っぽい(?)声「森本ちゃん、おっはよー」振り返ると「ひろたりあん旅倶楽部専属」ベテランバスガイド(本人の弁です)Mさんでした。「あんた朝から憂鬱そうね、元気出しなさい」と一喝、実は今回は「おばたりあんバスガイド」Mさんに加え、ひろたりあん旅倶楽部のムードメーカーのNさんご一行様もご参加されていて、おばたりあんギャグのダブル攻撃を思うと身体がすくんでしまいます。

■誤解しないでくださいね
 動きはじめた車内で、まずは恒例のご挨拶、最後の締めに「皆様今日はただでは帰しません。しっかりと笑い転げていただくために、吉本興業所属のガイドさんに来ていただきました」と言うと後ろにいたMさんが私のお尻にボールペンで手荒く突付き「なによ私を笑い者にしないでよ」お客様は大爆笑、こんなお尻でもお役に立てて光栄です。 写真 マイクをMさんに渡すと「私が森本さんと一つ屋根の下で寝食をともにした、名物おばたりあんバスガイドです」さらにお客様は大爆笑。もちろん私には非常に迷惑な話です、くれぐれも誤解のないように。

 最初の見学地「加茂花菖蒲園」では千五百品種百万株が、色を競っていました。施設内の多目的温室では球根ベゴニアなどが満開。もちろん花菖蒲も最盛期。時間を忘れて見入ってしまうほどの見事さでした。二年前のリベンジをようやく果たせて満足です。

■おカマいなく
 次の「可睡ゆりの園」に向かう途中昼食をとりました。メニューは釜めし御膳でもちろん炊きたてのあつあつ。ムードメーカーNさん曰く「この釜めしはあまりにもおいしくてお釜まで食べてしまうとこだったわ」お釜の味までは保証できかねますが…。「おいしいから森本さまも召し上がってください。ただ食べ過ぎてオカマにならないでね」やっぱりおばたりあんギャグは健在です。「どうぞおカマいなく」

写真  お食事後、「可睡ゆりの園」をご案内しました。ここは世界中のゆり百種類、二百万株を有する大ゆり園で、圧倒されるほどのゆりの花でいっぱいでした。白、黄色、オレンジ色など、こんなに種類があったのかと、驚いてしまうくらいです。

 静岡といったらお茶。地元の農協が運営している「香りの丘茶ピア」もご案内しました。ここではおいしいお茶の試飲はもちろん、研修室ではお茶の効能をわかりやすく説明してくれました。お茶の葉は殺菌効果が高く、お風呂にお茶のダシガラをいれると水虫に効果があるそうです。帰ったらこの話を、足の臭いが強烈な上司に教えてあげようかな。

 帰路についたバスの中はますますハイテンション、Mさんが私に「皆さん起きてるから退屈させないようにアレやろうよ」アレとはアレのことではありません(?)、アレとはMさんの「秘密兵器」である漫才のテープです。テープを流しはじめた途端、車内はバスの屋根が吹き飛びそうな大爆笑の嵐。あるお客様は「口から内臓が飛び出るところだったわ」「変わった特技をお持ちですね」さすがにお客様にそんな失礼なことを申しあげられませんでしたが…。。

■トリカブトですかぁ…
 バスは横浜に入り、最後のご挨拶での私の一句「Mさんの口に貼ってあげたいガムテープ」するとすかさずMさん「ゴキブリより森本ちゃんを退治したい」って切り返してくれました。その掛け合いにお客様は「今日は花菖蒲とゆりを観賞したけど、あなたたちは花にたとえるならトリカブトね」最後の最後まで笑いが絶えない一日でした。

                                          (森 本)
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