六月から始めた、ひろたバスツアー、今回はハーブの里としても有名な河口湖に行ってきました。私は、両日とも帯同したのですが、今回は日について書かせてもらいます。
梅雨の時期のバス旅行、一番気になるのは天気ですが、日は汗ばむほどの好天気で、夏姿の富士の山容が見事でしたが、日は前日の夜半になんと大雨が降り、雨の旅行の覚悟を決めたのですが、出発前には雨はほとんど上がり、心配されたお客様の当日キャンセルもなく、予定通りに出発できました。
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東名高速は渋滞もなく、御殿場ICから東富士五湖道路を抜けると、そこはもう河口湖畔、ハーブフェスティバルのメイン会場の八木崎公園に到着。あいにくの曇天で、富士山は姿を隠していましたが、それでも湖畔一面に咲き揃うラベンダー畑は、夏の風物詩としてとても素晴らしいものでした。家族で写真を撮る人、物思いにふける人など、皆さん初夏のラベンダー畑での散策を、思い思いに満喫されていたようです。
旅行の楽しみの一つに食事がありますが、今回の昼食は『ハーブづくしの天ぷら』でした。私のイメージとしては、ラベンダーやカモミールのかき揚みたいなものを想像していましたが、実際には一見、ごく普通の『天ぷら定食』でした。しいていえば「大葉の天ぷら」がハーブといえばハーブかな、という程度で、店の人に聞くと、天ぷらの衣にハーブが混ぜてあるとのこと(ちなみにラベンダーは食用には適さないそうです)、私たちの企画とはいえ、少々期待ハズレでした(皆さんゴメンナサイ)。ただしハイビスカスティーと、デザートのラベンダーのアイスクリームはさっぱりとしていて、油ものを食べた後だけに、なかなか良かったと思います。
昼食後は今回のツアーの第二の目玉、ブルーベリーの摘み取り、食べ放題。持ち帰りはできないということで、食事をしたばかりなのに、「デザートは別腹」とばかりに、皆さん、始まる前からやる気満々で、まさに「三十分一本勝負!」といった感じです。あいにく小雨が降り出したのですが、自然のご馳走の前ではあまり気にかからない様子です。ツアーを主催する東急観光さんから事前に、今年は天候不良であまりできが良くないと聞いていたのですが、決してそんなことはなく、横浜からひろたツアーが来ると知ったブルーベリーが、あわてて熟してくれたのかもしれません。青紫の粒を手のひらにのせて口に運ぶと、口一杯に甘く優しい香りが広がり、皆さん夢中で頬張っていました。ちなみに、ブルーベリーは目の健康に良いそうで、「あなたの心の中までよく見えるわよ」などとからかわれてしまいました。確かに目に対する効果はあるようで、人だかりから少し離れたお客さんが、摘んだブルーベリーをこっそりビニール袋に入れる様子が、遠くからでもよく見えました。これも旅先でのご愛嬌でしょうか、良く見える目ですが、見ぬふりをさせてもらいました。
最後の観光地は、忍野八海です。古代にあった富士山麓の大きな湖が、延暦19年(西暦800年)の大爆発で山中湖と忍野湖に分かれ、さらに干上がった忍野湖の湖底湧水群が、忍野八海になったといわれています。澄みきった水がこんこんと沸き、その神秘的な水の美しさと、付近に広がる古き良き日本ののどかな田園風景とが調和し、訪れた私たちを温かく迎えてくれたように感じました。忍野八海の主は齢70余年という長寿の鯉だそうで、こんな澄んだ水の中で暮らせば長生きできるわけです。今回のお客様の多くはお年寄りだったのですが、更なる長寿を望んでか、湧水を口に含んでいました。ただ一つ反省すべき点は、散策時間が短すぎたことで、旅行のプランニングの難しさを痛感しました。
少々後ろ髪を引かれる忍野八海を後にし、バスは山中湖畔をめぐりながら帰路につきます。順調なツアーではありましたが、唯一残念だったのは富士山の勇姿を拝めなかったことです。ところが、自然は心憎い演出をしてくれるもので、車窓を眺めていると、急に雲間が切れ、夕暮れの富士山頂が顔を出したのです。機転のきくバスガイドさんが「頭を雲の上に出し…」という唱歌『富士山』を歌いはじめると、バスの中の全員による大合唱となりました。こんなにも童心に戻れるなんて、やはり日常から離れた、旅ならではのことでしょうか。 |
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